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『服育』

『服育』ってご存知ですか?
知人から『服育』という言葉を初めて耳にしました。
違う業界の方から聞いたので、これはいかんと調べてみました。

学校教育は「知育」「徳育」「体育」の三育が柱であると言われています。
健やかな身体を育む「体育」の一つとして「食」のあり方が重要であると、
「食育」がそこに含まれてきます。
そして「生きる力」を育むという観点から、「衣服」も子どもたちにとって
非常に重要な意味を持っているのではないかと『服育』という考え方が生まれ、
昨今学校関係者の間で話題になっているらしいです。
それはファッションとしての服装やその着こなしではなく、
社会で普遍的に通じる良識としての服装や着こなしということのようで、
国際的にも通じる「服装マナーやセンス」、オンとオフを切り替える「自由と規律」、
個と社会の関わりを考える「社会性」などなど、
未来を担う子どもたちのために、衣服の持つ可能性を伝えていきたい
という想いがそこには込められています。

自分が歳を取った証拠か最近ますます、マナーや言葉使いが悪い人、自由と規律の
区別がつけられない人、社会性がなく自己主張ばかりが目立つ人を多く感じます。
『服育』を通して、TPOをわきまえた服装とそれに合わせた言葉使いやマナー、
選ぶ服装や着こなしによってできる相手への心遣いを学ぶ機会に
なってくれると信じています。

流行ばかりが先行してしまう日本のファッション市場。
外国での交流パーティ等では、各国の方々それぞれお国の伝統的な衣装を
身に着けますが、日本人は着物という世界に誇る文化がありながら、
着付けの仕方が分からないといった理由でそれを身に着けてくる人はあまりいません。
寂しいことですよね。
『服育』によって日本独自の服飾文化に興味と誇り持ち、
継承していこうという意識を持った若者も増えてくれたらと期待します。

『服育』・・・学校教育の一貫として、そういった教育がなされていることを知り
とても感動し、関係者の方々に心からの敬意を覚えました。
私にも今後自分に何かできることがあれば、積極的に取り組んでいきたいと思います。

追伸:日曜日から上海国際芸術祭のコレクションの為、1週間上海へ行ってきます。
帰国しましたら、コレクションのご報告いたします。
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プロフィール
吉川 真史(よしかわ まさふみ)
大阪モード学園卒業。1991年、(株)吉川デザイン事務所 設立。
2000年「y+contact by masafumi yoshikawa」をスタート。00〜03年には東京コレクションに発表した。

吉川真史 プロフィール

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