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大田区の久が原に「昭和のくらし博物館」があります。 敗戦直後の庶民の個人住宅を保存し、公開しています。 家をのこし くらしを伝え 思想をそだてる というご当家の長女でもある館長の想いのもとに、大切に守られている建物は 1951年・昭和26年築で建坪面積18坪の木造2階建て。 当時の住宅金融公庫融資限度枠ギリギリの規模と予算で建てられた、 初期公庫住宅として典型的な設計とのこと。 なんと1996年まで、小泉家のご家族6人が実際に暮らしていらっしゃいました。 館内は残念ながら撮影禁止でしたので、写真をご紹介できませんが 小泉家で実際に使ってきたちゃぶ台をはじめ、火鉢、氷の冷蔵庫、衣類などが 当時の生活の息づかいが聞こえてくるかのように自然に残されています。 ここの博物館の魅力は、古い建物をどこかから移築してきて 色々なところから集めてきた家財道具や資料を展示しているのではなく、 建物が元々あった場所で、その場所の雰囲気と一緒に、 今も室内で生活しているかのようなリアルな空気を味わえるところです。 家人が去った後でも、無言で歴史を語り毅然とそして慎ましやかに佇むその姿。 僕が古き良き建築物に魅かれる最大の理由です。 玄関の引き戸を開けた時のガラガラっという音、 井戸から水を出す時のポンプの手ごたえ、 縁側に置かれたうちのおふくろも使っていた古いミシン・・・本当に懐かしかったなぁ。 |








