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ローマのTAD
以前、ミラノのTADを紹介いたしましたが、今回、1年半ぶりにミラノのTAD、そして本店のローマに初めて行ってまいりました。TADはライフスタイル提案型セレクトショップです。

入口付近には、フラワー&グリーン、ステーショナリーを経て、ファッション、そしてインテリアが広がります。もっと奥にはレストラン&カフェもあります。そして1階へと続く階段の前には、ヘアサロン、2階は家具を中心としたインテリアです。
東洋趣味をモダンに提案しており、ところどころ、和風の置物があります。そしてファッションもツモリチサトやアキコオガワという日本人デザイナーのものも展開されています。以前はメンズもあったようですが、今はウィメンズのみでした。





本店のローマに行って感じるのは、ミラノとはやはりパワーが違うということです。1年半前にミラノの店に行ったときは、非常にコンセプチャルでした。しかし、今回、ミラノの店は、陳列も乱れ、ギャラリー&ラウンジも展示がなく、全体的に閑散としていました。

しかし、ローマはお客様もほどよく見られ、ディスプレーも、独特の表現が用いられ、魅力的でした。

1号店はいいけど、2号店はイマイチという店舗はよくありますよね(特に大商圏型業態)。支店経営では2号店が一番大事であるといいます。2号店がうまくいけば、6号店まではどうにかいけるというものです。

今回、TADローマとミラノを見て、そんなことを思い出しました。

TAD HPはこちら

 2008/07/09 22:38  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

INDITEX業態ウォッチング
今回、ミラノ、フィレンツェ、ローマの3都市をまわりましたが、ZARAを抱えるINDITEXグループの業態を一等地で見ることが多かったように感じます。日本においてはZARAしか進出していませんが、ZARA以外にも7つ業態を持っています。ただし、2007年度において全世界での売上の66%はZARA(2007年度売上 6,264億ユーロ)で占めています。

本国スペインであれば、すべての業態を確認できるのですが、今回のイタリア出張で確認できたZARA、Staradivarius(2007年度売上 521億ユーロ)以外の5業態をレポートします。


○Bershka(ベルシュカ)
2007年はZARAに次ぐ売上となったヤング業態(2007年度売上 925億ユーロ)で、2007年で11店舗出店しています。ただし、ZARAのようなシックなイメージはなく、ジーンニングカジュアル中心です。

レディスが中心でありますが、メンズも4分の1ぐらい展開されています。ジーンズで35.95ユーロ、シャツ24.95ユーロ、トップス14.95〜19.95ユーロが中心価格です。
バルセロナに大型旗艦店があるようで、そちらは価値訴求ができているようですが、私が見たローマエストのショップは、ボリューム陳列で量販型ジーンズショップのようです。



○Massimo Dutti(マッシモ・ドゥティ)
ZARAよりワンランク上のオトナ業態(2007年度売上 696億ユーロ)です。


私はフィレンツェとローマで見ました。
フィレンツェの共和国広場にあるこの店は新しく、通行客の注意を集めていました。
店内は、NYのビルの写真やクラッシックな絵、そして世界各都市の時刻を示しているたくさんの時計で、ちょっとジェットセッター風な演出がなされていました。
重衣料を強化しているようで、メンズではパーソナルオーダーも展開していました。メンズのドレスジャケットで、195ユーロ、パンツで89ユーロ、シャツで59ユーロ、レディスのブラウスで59~79ユーロ、ジーンズ69〜79ユーロが、中心価格です。H&MのCOSやバナリパより若干、安いという感じです。
スタイリングは、メンズ、レディスともにコンサバで、バナナリパブリックの重衣料ゾーンという趣きです。



○Pull&Bear
ヤングターゲットの業態(2007年度売上 614億ユーロ)です。

ミラノレポート2で紹介したミラノの旗艦店は、大音量のクラブミュージック、暗い照明、セクシーな写真とアバクロンビー&フィッチの影響は否めない雰囲気でした。写真はローマのショッピングモール「ローマエスト」のショップですが、こちらはもう少しシンプルなインテリアでした。
キャンパスファッションにストリートの感覚をミックスさせたようなスタイリングで、総柄のものが多いのが特徴です。
レディスはワンピース38,9ユーロ、キャミソール12.9〜19.9ユーロ、メンズはTシャツ7.9〜9.9ユーロ、ジーンズは49.9ユーロが中心ですが、ジーンズ19.9、シャツ12.9ユーロコーナーなどのマークダウンコーナーも目立ちました。





○Oysho
レディスインナー業態(2007年度売上 213億ユーロ)です。単品で7.95〜9.95ユーロぐらいの価格です。イタリアにはインチッシモ、ゴールドポイント、TEZENISなどインナー業態は多いですが、それらのものと比べると、展開カテゴリー、バリエーション、商品量ともに少なく、あっさりとした印象を覚えます。



○ZARA HOME
今、ヨーロッパ中心に、積極的に出店しているホームファッション業態(2007年度 201億ユーロ)です。インテリア、ファブリック、食器などが主力です。ローマエスト店では、中央の島什器で食器をストック陳列し、左右前後にファブリック&インテリアがカラーコーディネート別に展開されています。頻度品であるマグカップ、グラスが3.9ユーロと手ごろな価格で提供されています。また、ベットカバーなどは、ZARAらしい、美しいプリントで、なかなか魅力的です。



※年間売上はインディテックスアニュアルレポートより
 2008/07/05 16:41  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

フィレンツェ郊外のアウトレットモール「The Mall」
フィレンツェから車で20分ほど離れた場所にアウトレットモール「The Mall」があります。

テナント数は30店舗弱と、こじんまりしたモールですが、テナントはビッグネームばかりです。




グッチ、トッズ、アルマーニ、ゼニア、ボッテガヴェネタ、ラ・ペルラといったイタリアが誇るスーパーブランド、バーバリー、ウンガロ、ヨウジヤマモトといったインターナショナルブランド、ディーゼル、エナジーといったイタリアンカジュアルのスターが競うように出店しています。値段も上代の50%程度のものが多く、スペシャルプライスもあり、かつ免税対象でもあります。

また、全体的にシックな色調で整えられ、アメリカのモールとは趣が異なります。ハイエンドアウトレットモールという感じです。

そして、トスカーナの名産品を販売するブティック、カフェテリアとともに、きちんとしたレストランもあり、トスカーナの風景を見ながら、ワインを飲むこともできますよ。


 2008/07/04 16:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

09SS Pitti Uomo レポート
ミラノからフィレンツェに移動。今回の主目的であるピッティウォモに行ってまいりました。ピッティの会場はお馴染みバッソ要塞です。





ピッティでは、ブースがたくさんの会場に分かれています。また、ブランド単体ブースで建物を構成しているものもあります。

それぞれのブランドが世界観を表現しています。表現が面白かったブースをいくつか紹介しましょう。

○MASON’S
パンツが主力のブランドですね。コロニアル風のキャンプに、洗いのかかったパステルカラーのパンツをバリエーション多く、かつ無造作に陳列させるなど、コンセプチュアルな演出がなされていました。



○AMAZONLIFE
バッグが主力のブランドです。なんといっても、オオハシやトカゲのかぶりもののパフォーマーにびっくりします。商品はジャングル柄から無地ものまで幅広く取り扱っています。

○Marc O’Pole
ドイツのカジュアルトータルブランドです。このブースの中は、ワイルドな湖畔の夕暮れが広がっています。水こそありませんが、草、ウッドデッキ、夕暮れを演出する照明、水を演出照明、環境音楽によって、まるで本物の湖畔に迷い込んだようです。



その他にも、写真こそありませんが、大勢の実物のモデルをひな壇に座らせ、ボール遊びをさせることでキャンパスシーンを表現したヘンリーコットンズなどもインパクトのある演出でした。
また、「Camoshita United Arrows」「Bishubou」「Misa Harada」など日本や日本人デザイナーの出展も散見されました。

全体的に、目立つテーマは「ジャングル」「コロニアル」「キャンパス」といったものでした。

カラーはなんといっても「洗いのかかったパステル」が目立ちました。このカラーをあるブランドでは、ナチュラルに、あるブランドではキャンパスカジュアルに、そしてあるブランドでは80年代POPS風に表現していました。

たくさんあるブランド、商品の中から、どの商品がバイヤーに見いだされ、日本のショップに並び、どのようなトレンドを創っていくのでしょうか。

楽しみですね。
 2008/07/01 18:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
山中 健(やまなか たける)
アパレル業界を中心に、百貨店、大手から個店まで、幅広い業態におけるコンサルティングを手掛ける。調査設計から戦略策定、行動計画への落としこみ、そして教育研修にいたるまで、マーチャンダイジングに関してのコンサルティングを得意としている。特に豊富な実務経験と活性化事例に基づく教育研修は説得力があり高い評価を得ている。

山中健 プロフィール
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