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こんにちは、今回はNYのおすすめショップを紹介します。 この時は10日間で200店舗のショップを見ました。私はショップウォッチングの際、1店舗をじっくり見るというよりも、なるべく数を見るようにします。 そのようにすると、繁盛店に共通する「原理原則」や、新規店から感じる「時流」を見出すことができます。 今回は、富裕層に向けた「原理原則」を教えてくれた「バーグドルフグッドマン」、そして「時流」を感じた「5番街のアバクロンビー&フィッチ」と「チェルシーのバレンシアガ」を紹介しましょう。 ■バーグドルフグッドマンに学ぶ「保守8割革新2割」 ファッション小売にいらっしゃる方でNY訪問の経験がある方は、一度は行かれているかと思います。カルバンクラインをはじめ、新進デザイナーを世に送り出すなど、その先見性でも評価されている百貨店です。保守8割と革新2割というのがMDの原理原則であると日頃、伝えていますが、これをまさしく実行している店です。 エルメスやシャネルなどの超一流ブランドを自店の切り口で展開し、その一方でモードのスーパーブランド、グッチ、ドルチェ&ガッバーナの規模を確保し、ガリアーノ、リバティーンなどの先進ブランド、インテージなどを一等地ながら規模を小さく展開しています。 セレクトショップであれば当たり前ですが、その国の最高峰高級百貨店がこのような取り組みをし続けていることは評価できることです。 ■アバクロンビー&フィッチ 皆さんおなじみのブランドですが、この5番街の店は今までのイメージとは異なります。 このブランドの歴史は古く、元々大人のカジュアルウェアとしてポジションを確立していていましたが、1992年に大学生にターゲットをスィッチし、ヴィンテージ風アメリカンカジュアルとして打ち出し、そのプロモーション手法もさまざまな話題を呼んだようです。日本でも若者を中心に人気を集め、通販やハンドキャリーの店舗などで人気を集めていますよね。 マンハッタンの5番街の店も、観光客、地元客でごった返していました。目的客が多いためか、ウィンドーディスプレーなどは一切なく、五番街を歩いているだけでは店内の雰囲気や商品を認識できません。 カリフォルニアなどにある以前のトラディショナルな内装イメージとは異なり、とにかく暗い。クラブそのものです。商品自体はスポーツカラーが多く、明るい色ですが、店内全体を照らすことはなく、VP、PP、そしてIPの一部にスポットを与えています。 商品そのものは健康的なカジュアルですが、照明と大音量のクラブミュージック、階段室のエロティックな壁画と天井画で、独特の印象を与え、5番街にある他のカジュアルSPAと差別化しています。日本進出の際も、この尖った感じを失わずに、日本市場に刺激を与えてもらいたいものです。 ![]() ■「脱力系 バレンシアガ」 チェルシーの倉庫街の倉庫あとにある店内は、白い塗装のはげたような跡と、川原にころがっていそうな石などを使用し、「禿びた」雰囲気を醸し出しています。 ルック主体のラック陳列も量が少なく、試着室もラクジュアリーとは程遠いものです。原理原則の進化形である「インパクト主体」の売場づくり(ナイキやGAPなど)とは対極にあるもので、非常に新規性を感じることができましたが、お客様の在宅時情報が少ない店舗が行うとかなり苦労するかもしれません。WEBや雑誌広告などで在宅時情報を与えておき、来店時には空気感とコンセプトに満足してもらいながら目的商品を購入してもらうことができれば成立しますが、まだまだ難易度の高いMDでしょう。 |


という考えから、今年は時間をつくって海外に出かけています。3月はNY、5月は上海、そして広州、ハルピンは定期的に訪れました。また10月はアメリカ西海岸、11月はミラノに行く予定です。





