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2008NYC6 F.S.C
ロウワーイーストとSOHOの南方の間ぐらいの場所、リヴィングストンストリートにあるフリーマンズスポーティングクラブは、1920年代を思わせるサロン風の店舗です。インテリアも商品もオールドアメリカそのものです。

店の入口半分は、クラッシッククロージングを中心とし、ジーンズや小物などを展開するショップです。カスタムメードも行っています。店の奥半分は、バーバーになっています。このバーバーですが、よくあるようなイメージ訴求のものではなく、待っているお客様もいるほどの繁盛ぶりでした。

近年、メンズマーケットでは、特定客層にあわせて商品やサービスを付加したメンズのサロンのような小型店舗がトレンドとなっています。日本でもこのような業態が見られる日が来るのでしょうか?

 2008/03/27 06:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2008NYC5 「MADAME KILLER」から学ぶ
今、最も面白いと言われているロウアーイースト。ストリートカジュアル、ヴィンテージのショップなどが集積していて、日本の裏原宿のようなエリアです。



特にオーチャードストリートには、デザイナーズとストリートが融合したようなメンズのセレクトがポツポツとできています。



そして、CLINTONストリートには、日本人オーナーが経営するセレクトショップがあります。名前は「MADAME KILLER」です。すべて日本のブランドで、日本の持つPOPなテイストを取り入れたカジュアルなスタイリングで売場を編集しています。




ショップでオーナーのNICHIさんに話をうかがいました。NICHIさんは元大手百貨店のバイヤーで、NYCにはよく仕入れに来られていたそうです。その後、百貨店を退職され、FITに留学して、今から5年前に「日本のファッションを世界に紹介したい」という思いで店を開いたそうです。

NICHIさんのお話によれば、日本の持つテイストは、現地の方から注目されており、特にコーディネートが簡単なワンピースはとても人気のようです。

ただ、「日本の服=小さい」という先入観は、アメリカの方も持たれているようです。しかし、多様な人種がいるNYCですから、小さい服を探している方も多く、十分にマーケットあるとのことでした。

NICHIさんの熱い思いをうかがううちに、日本のファッション業界に不足していること、そして成長の鍵となることなどを考えさせられました。
 2008/03/26 09:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2008BOSTON4 RUGBYの早業
ニューベリーストリートにあるラグビーで買物をしました。

ラグビーは、昨年7月のNYCのユニバシティーストリートでお伝えした通り、ラルフローレンが手がけるラグビーシャツをアイコンとしたキャンパスファッションのブランドです。

前回、買物した時と同様にメール会員のおすすめがありました。今回、ちょっとびっくりしたのは、私にメールアドレスを聞き取り、その場で、スタッフがパソコンに入力していた点です。お客様は購買した時点がもっとも、そのブランドに親近感を抱いています。その際にさりげなく聞き取り、瞬時に登録を終了してしまうという早業は、すばらしいと思いました。

どんなメールが届くか楽しみです。

 2008/03/25 12:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2008BOSTON3 ルイス・ボストン
専門店のモデルとして、業界紙でもとりあげられている独立型専門店「ルイス」に行ってまいりました。ボストンの中でも、高級店や人気店が連なるニューベリー通りにあります。元々はニューイングランド自然史博物館だった歴史ある建築物が店舗として使われています。



1Fが雑貨(テーブルウェア、ファブリック、メガネなど)とレストラン、2、3Fはメンズ、そして4Fがレディスというフロア構成で、メンズの比率がやや高い展開です。

取り扱いブランドはドルチェ&ガッバーナや、ニールバレットなどのコレクション常連ブランド、ラグ&ボーンや3,1 フィリップリムといったイキのいいブランドまで、鮮度の高いものを幅広く取り扱っています。ただし、ブランドはこのようにバーニーズやサックスと同じように人気のブランドを揃えていながら、自店の顧客に向けてセレクトされたことがわかる、差別化されものでした。

それは、パリのコレットのような、シャープで先進的なものではなく、顧客のライフスタイルにリアルに溶け込めそうな、ワードローブといった感じです。ラックも、ブランドごとでなくワードローブごとに展開されており、ブランドの枠を超えて構成されています。




顧客志向の店作りをしているのは、商品だけではなく、サービスでもうかがえました。メンズフロアには、スコッチがのったワゴンがあり、顧客に振舞っていることもうかがわれました。

商売には、1つのものを多くのお客様に売る商売と、1人のお客様に多くのものを売る商売があります。このルイスボストンは、顧客に合わせて、さまざまな業種やサービスを複合させた結果、このような商品構成になったのでしょう。

居住人口50万人というボストンの町で、すぐ近くには、サックスフィスやニーマンマーカス、バーニーズという競合店がありながら、顧客完全密着により、名だたるブランドを、見事に自店流に編集している点は、やはり専門店のモデルというのにふさわしいといえそうです。




 2008/03/24 20:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2008BOSTON2 アバクロ新業態「Gilly Hicks」
アバクロンビー&フィッチの新業態「Gilly Hicks」を見に行きました。私は、BOSTON近郊に新しくできた「Natick Collection」に行きましたが、まだ全米で5店舗しか展開していないようです。

アバクロといえば、主要業態アバクロンビー&フィッチは、アメリカの大学生、ホリスターはカリフォルニアの高校生、そしてルールはNYグリニッジヴィレッジの社会人というイメージ演出でMDを組み立てています。今回の、ギリー・ヒックスはシドニーの女の子という設定のようです。WEBでは、トップレスの女性モデルと、全裸の男性モデルが絡む、刺激的なPVが流れています。

インナーウェア、ラウンジウェア、フレグランスという商品構成で、シドニーの海辺の家のような演出がなされています。しかし、ルールも同様ですが、基本的にアバクロの見せ方をそのまま引き継いでいます。ルールの場合は、ファサードがいかにもアバクロ他業態と異なりましたが、ギリー・ヒックスの場合は、ホリスターと見違えるようなファサードで、このあたりの狙いはどのようなものか、いささか疑問に感じます。

商品のゾーンとしては、昨年7月にお伝えしたヴィクトリアシークレットの新ライン「ピンク」とかなりかぶる部分もあり、この後追いである印象は否めません。

今度この業態がどのように、洗練され、市場に受け入れられているいくのかを、見ていきたいと思います。

 2008/03/23 06:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
山中 健(やまなか たける)
アパレル業界を中心に、百貨店、大手から個店まで、幅広い業態におけるコンサルティングを手掛ける。調査設計から戦略策定、行動計画への落としこみ、そして教育研修にいたるまで、マーチャンダイジングに関してのコンサルティングを得意としている。特に豊富な実務経験と活性化事例に基づく教育研修は説得力があり高い評価を得ている。

山中健 プロフィール
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