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名古屋ミッドランドスクエアと岐阜カラフルタウン
近年のSCのトレンドに、GMSや百貨店に依存しない大型専門店複合によるテナントミックスをしているものがあります。アメリカでは百貨店の郊外業態、ミニ業態が上手くいっており、2核ばかりか、3核、5核というものもあります。しかし、日本では百貨店とGMSの2核はまだまだ実験段階であり、GMSと大型専門店という核づくりが多いようです。

今回、視察したこの2つは、「カーディーラー」という核施設を備えたSCです。1つは中京地区で話題のミッドランドスクエア、そしてもう一つは2000年開業の岐阜カラフルタウンです。この2つはトヨタ系のSCですが、商圏の違いから大きく趣きが異なります。

まずは、マスコミで話題のミッドランドスクエアです。ミッドランドスクエアのテナント構成は、商圏人口340万人以上のパッケージです。ただし、ここの凄いところは、ファッション系テナントが全部有名ブランド、店舗であり、さらに東京、大阪よりグレードアップしていることですね。東京あたりにこのような商業施設を開発しようとすると、アンテナショップやチャレンジショップで差別化しようとするものですが、そんな小手先勝負はなく直球勝負であることが気持ちいいですね。そしてカーディーラーもそのゴージャスさと引けをとらないレクサスやトヨタのショールームです。トヨタの歴史説明をインテリアの中にセンスよく融合させていることも格好よかったです。




一方、岐阜カラフルタウンは、普段着のSCです。岐阜羽島から車で15分ほどのところにあり、地元のファミリー客に親しまれています。テナント構成もエニィ、コムサ、無印良品など郊外有名どころの大集結です。そしてカーディーラーも装飾ではセンスのよさを演出させていますが、ディーラーならではの親しみやすさを感じさせる店づくりです。





この2つのSCの共通している点はカーディーラーがテナントミックスされていることがあげられますが、もう一つの重要な共通点として「有名で実績を残せそうなテナントでしか構成されていない点」です。繁盛店の原理原則ですよね。でもこの原理原則は一番店しかできないものですが、後進でもやってしまうトヨタさん、やっぱり凄いです。
 2007/05/07 23:36  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
アパレル業界を中心に、百貨店、大手から個店まで、幅広い業態におけるコンサルティングを手掛ける。調査設計から戦略策定、行動計画への落としこみ、そして教育研修にいたるまで、マーチャンダイジングに関してのコンサルティングを得意としている。特に豊富な実務経験と活性化事例に基づく教育研修は説得力があり高い評価を得ている。

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