私は今、ミラノにいます。
今回のイタリア出張は、ミラノから入りました。あいにく初日は日曜日なので、多くのショップはクローズしておりますので、百貨店「リナシャンテ」を第一弾としてお伝えします。

リナシャンテは、今、イタリアを代表する百貨店といえるでしょう。プランタンを買収したことで少し前に話題になりましたよね。イタリアの百貨店は、大衆百貨店が多く、日本の消費者が見たら、百貨店というよりも、総合スーパーのように見えるかもしれません。しかし、この「リナシャンテ」は近年ブランドの取扱いを増やし、大衆百貨店から中高級百貨店へのグレードアップを図っているようです。1年半前に来た時は改装中でしたが、外観、店内装飾、ショッパーもハイセンスなものでまとめられ、レベルの高いVI戦略がなされています。
ミラノの最大観光地であり、最大繁華街でもあるドゥウォモに面するこの店は、ファッション化とともに観光客の買い上げ率アップを図るためのMDを組んでいます。
本館と、別建物にある3フロア展開ヤングゾーンがあります。本館は、B1Fは雑貨、1Fが香水を中心としたブランド化粧品&服飾雑貨フロア、中2Fはブランドのバッグ&小物インショップ、それより上はメンズ、レディス、キッズ、インテリア、フード&レストランとバーチカルゾーニングがなされています。
ファッションは、それぞれジェンダー別に、インナーファッションや身の回り品→カジュアル→ドレスウェアという、高頻度商材→低頻度商材というリレーションで展開されており、ブランドも認知度の高いブランドを中心に買いやすいアイテムのみを取扱い、衝動買いを誘うための取組みがなされています。しかし、ブランド構成やアイテム構成については、及第点といったところでしょうか。
そして新たに開発された最上階のフード&レストランは、観光資源の乏しいミラノにおける最大の観光資源「トゥオモ」とイタリア食材、そしてファッションイメージを融合させた空間が広がっています。わたくしが見た中では、No1とも言える「ハイイメージな観光フロア」です。

テラスは解放され、間近に見えるドゥモの上部を背景に記念撮影もとれます。そしてスーパー方式のイタリア食材コーナー、チーズ、寿司、エスプレッソ、ワインなどのイートインコーナー、眺めも楽しめるハイイメージなレストランなどが、リズム感よく配置されています。
パリのギャラリーラファイエットやボンマルシェ、ロンドンのハロッズなどともそうでしたが、不振にあえいだ百貨店が蘇るには外国観光客の誘因が不可欠といえそうです。
日本の百貨店は、高い坪効率とサービス力で、世界でも有数の優良店舗が多いですが、内需拡大が厳しい時代の今、蘇ったヨーロッパの老舗百貨店から参考にできることも多いといえそうです。
コメントありがとうございます。
最近のフランス・イタリアのヨーロッパの百貨店は、ブランディングに力をいれて、どんどん生まれ変わってますね。
英国、米国、日本が進化させてきた百貨店業態ですが、今後は、韓国や中国が進化させるようになるのでしょうね。
これからもよろしくお願いします。