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カルボォ no.1
カルボォとは筆者がイタリアはペルージア在住時に覚えたウンブリア地方の方言で、日本語では東北地方のズーズー弁でいうところの「おら行ぐだ」に近いものがある・・・。
先週末、筆者は一人淋しく上海にいた。中国は旧正月(今年は2月18日)の前後、出稼ぎ労働者が里帰りのための大移動があり、それに伴い各工場でも生産スケジュールの混乱が発生する。そうするとその取引先である我々も大混乱する。その事態収拾のため上海に乗り込んだはずの筆者もやはり混乱、すなわち納期遅れを解消する目処が立たず、日本に帰れなくなり、週末まで一人上海で過ごす羽目に陥った。
今回はそのおかげで週末の上海で発見した真理について一言。
「中国人は決して道を譲らない」
日曜日の夕方、上海オリンピックスタジアムの周りを10周ジョギングした。まだ食べることに一生懸命と思われる中国で優雅にジョギングなんかしている現地人は皆無(外国人もいなかった・・・)。みなスーパーでの買い出しに忙しい。筆者は約1時間、黙々と空気の悪い中、必死にジョギングをしたが、なんで!?自分に向かってくる人間、自転車、バイク、車、バスを避けるのに肉体よりも精神が疲れてしまった。
「この人たちはまったく避けるということを知らない」。
地下鉄でも乗ろうとする人、降りる人の間で激しい衝突。このつば競り合いに勝たなければ目的地にも行けない、降りられない。それ以前にいつまで待っても乗れない。恐ろしい世界である。タクシーに乗っても気持ちは休まらない。車同士の割り込み、割り込まれ、意味のない猛ダッシュ、急ブレーキとここは一体何?緊張感のある都市である。
荒川幸二
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