ある朝一斉に枯れ木が芽吹く
by Kay in N.Y
日本ではもう桜が咲いているそうですが、こちらNYは3月も末だというのにいまだに枯れ木、まっ茶色の世界です。
でも春もすぐそこという、今くらいの時期になると、朝起きて窓の外を眺めるのが楽しみになります。
というのも、ある朝を境に枯れ木が一斉に芽吹くからなのです。
昨日まで茶色一色だった景色が、ある朝から突然に「緑色の世界」に変わっているのですから。
毎朝、わくわくどきどきしながらカーテンを開けてしまいます。
いつも不思議に思うのですが、たまにはちょっと他の木を出し抜いて早めに芽吹いてちょっと目立とうとしてみちゃったり、あるいはぼーっとしていてうっかり芽吹くのを忘れてしまうのんびりやの木があったり・・・などということがあったりはしないのでしょうか。
毎年毎年、どの木もまるで事前に打ち合わせをしたかのように揃って一斉に芽吹くのが、なんだか可笑しいような気がしてたまりません。
科学的には当たり前のことなのかもしれませんが、どうも私には、人間が寝静まった真夜中に木たちがこっそりと打ち合わせをしている図がついつい頭に浮かんできてしまうのです。
「茶色いのもいい加減飽きてきたし、なんだか暖かくなってきたから、そろそろ芽吹きますか?」「え〜〜っ。でもまだもうちょっと寝ていたいんですけど〜」「いえ、でも去年はもっと早かったことですし、そろそろ芽吹かないとさすがにまずいんじゃないですか?」「それじゃ、間を取って明後日に一斉に、ってことにしては?」「おお、それは名案だ。そうしましょう」・・・・・・とか、こんな感じ??でしょうか?
こんな子供のようなことを考えながら、あちこちにそびえたつ、3月も末だというのに未だに枯れ木の大木を眺めてみるのも面白いものです。
はてさて、明後日の朝あたり、いよいよ緑色の世界が待っているでしょうか?