クリスマス前のショッピングモールは大混雑
ニューヨークのあれこれ
Kay in N .Y
今年も残すところあとわずかです。
不況のせいでついついお財布の紐もしっかりと締めたくなる今日この頃ですが、大方のアメリカ人にとってクリスマスの時期だけは特別です。
どんなに景気が悪かろうとも、家族や親戚へのプレゼントは何としてでも用意しなければなりません。
ツリーの下に置く綺麗に包装されたプレゼントは、クリスマスにどうしてもなくてはならないものなのです。
というわけで、どんなに景気が悪くてもクリスマス前のショッピングモールは大混雑です。
興味深いのは、クリスマス前のかき入れ時にもかかわらず、どこのお店でもセールをしているということです。
もちろんクリスマスが終わった後にはさらに大安売りになるわけですが、かき入れ時でも安売りしてしまうところが気前がいいといいましょうか。
せっかくのチャンスなのだから安くしてさらに売ってしまえ、ということなのかもしれません。
いずれにしても、消費者にとっては大変助かること間違いなしです。
クリスマス直前になると、デパートなどから「ほとんどの品が20パーセント引き」というようなクーポン券がダイレクトメールなどで送られてきます。
正価のものだけでなく、セール品までもがさらに割引になるのですから、クーポン券を使わない手はありません。
先日、そのクーポン券をしっかりと握り締めて家族へのプレゼントを買いに近所のデパートへ行った私は、さらに驚いてしまいました。
会計に並んでいると、前の人のお会計をしていた店員さんが「誰かクーポン券を持っている人〜?」と並んでいる私たちに向かって叫ぶのです。
他のお客さんが持ってきたクーポン券を使って、クーポンを持っていないお客さんにも割り引いてあげるためでした。
結局、私が握り締めていったクーポン券で、あと二人のお客さんも割引で商品を買うことができ、私までがさらに得をした気分になってしまいました。
他の売り場でもやはりお客さん同士、クーポン券を貸し合っていましたので、このデパートではこれが普通なようでした。
「このデパート、こんなに太っ腹でいったい大丈夫なのかしら?」とこちらが余計な心配をしてしまいましたが、「次のセールの時も絶対ここで買い物しよう!」と心に決めたのは、私だけではなかったことと思います。
アメリカ人の大雑把さには呆れてしまうようなことも多いのですが、こんな時には「おおざっぱなアメリカ人ばんざい!」かもしれません。
この不況時には、これも「歳末助け合い運動」の一つかも・・・と、ふと微笑してしまった出来事でした。