
原油などの原料の
値上げに伴い、日本経済はますます厳しい状況になってきました。原因はご存知、
原油へ投資が流れていったことや、ガソリンの代替燃料となる、とうもろこしなどの生産に移行したことによる
小麦の生産減にあると言われています。
その結果、
景気は悪いのにも関わらず、ガソリン・石油製品・パンなどの小麦製品等の
物価が上昇する
「スタグフレーション」というものが起こっています。そうなってくると、消費者の
財布の紐も固くなってしまい、ますます悪循環に陥っているような状態になっていきます。

この業界でも、少し前から原料・染料の値上げのため
素材メーカーは値上げせざるを得なくなってしまい、一方で、小売業は値上げができず
板ばさみ。アパレルメーカーも在庫を抱えるリスクを減らすために、
受注生産型に切り替えているところもあるようです。

この厳しい状況で企業が生き残っていくには、
経営戦略は欠かせないところですが、その場しのぎではなく、やはり
何か強みを持っているかが大きな分かれ道になると思います。
これまた一方で
企業ぐるみの偽装が次々と明らかになって、ニュースで騒いでいますが、偽装なんて論外。
製紙会社の偽装報道もありましたが、エコが流行ればエコ偽装。なんともおもしろいもので、
流行には偽装というものも付きまとっている気がします。

現在日本の経済が先進国の中で一番低迷していると言います。あるTV番組で
「値上げへの対策として必要なことは何か?」という質問に対して、
「メイド・イン・ジャパンへの回帰」「日本企業の株は日本人が買う」という答えが挙げられていました。景気の良し悪しが投資家に左右されるのも癪(しゃく)な話ですが、これを機会にもっと
企業・経営の質を上げてみてはどうかと思います。
(担当:山下)