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「インディアン・ファンタジー」
海外からはクリスマスカード、国内からは早めの年末年始のご挨拶状を何通かいただき、いろいろなデザインを楽しんだ。
その締めを飾るように届いたのが、エルメス・齋藤社長からのカード。
毎年、翌年のエルメスのテーマをデザイン化した、素敵なカードをいただくが、今回はいつもと少し様子が違う。

封筒を開けると、スパイスパウダーで描かれた絵がプリントされた、屏風だたみの白いカードが出てきた。丁寧に封筒から出さないと、さらさらとパウダーがこぼれ落ちそうな感覚。封筒の内側に、パウダーがこぼれた跡が描かれているのがしゃれている。
それぞれに匂ってくるような、色とりどりのスパイスカラーだが、ウコン(ターメリック)の黄色が一番目立つ。
「FANTASIES INDIENNES(インディアン・ファンタジー)」――2008年のテーマが小さく記されている。

ああ、インド! 私が今、一番行きたい国。あらゆる宗教を受け入れる懐の深さを持つところ。
急速な経済発展の裏で、スピリチュアルの本場ならではの歴史と伝統が見直されているに違いない。
インドへの憧れを胸に、せめてジムでのヨガに来年も励もうと、意を決したのであった。

 2007/12/30 13:30  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

上野で落語を楽しむ
昨夜は久しぶりに落語に行った。
上野の鈴本演芸場。今や「寄席」といわれる場所は、東京に(日本に)たった4軒しかないらしい。
落語は、テレビで観るのと、舞台を直に観るのとでは大違い。シンプルな舞台で、噺家一人一人の個性のもと、着物の微妙な色合い(とくに袖裏がちらちら見えるのが美しい)や、噺家必須アイテムである日本手ぬぐいの組み合わせまでが楽しめる。
世の中、すっかり年末モードであわただしく、遊んでいる暇はなさそうだが、ここは満席の大賑わい。30代とおぼしき人もちらほらいるが、ほとんどは50代以上と平均年齢は高い。
タテに長い会場は後列では舞台が見にくいが、缶ビールを片手に楽しめる気楽さがいい。

前座から始まる落語の演目は、ものまねや踊りも含めて、変化に富んでいる。
いつもと違って、メインとなったのは、年忘れ恒例の鹿芝居「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」。「鹿芝居」とは「噺家(はなしか)」の芝居のこと。歌舞伎でも有名なお富・与三郎の芝居を、噺家たちが演じ、会場を大いに沸かせた。
この主役を演じた金原亭世之介師匠の縁で、友人たちがこぞって観にいったのだった。

落語に行く前に、せっかく「上野」に行くなら(上野はけっこう遠い)、見たいと思っていた「ムンク展」に寄ろうと、国立西洋美術館へ。ところが、29日(金)から三が日までは、何と休館。界隈にあるほとんどの美術館は閉館で、ひっそりしていた。
世の中、一気に新年へのカウントダウンが始まっている。
 2007/12/29 10:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

思い出を刻む贈り物
クリスマスイブ、都心の繁華街はさぞかし賑わっていることだろう。
年末の気ぜわしい中でも、今日から明日にかけてだけは、いつも静かな気持ちになる。今年1年お世話になった方々に感謝をささげ、そして家族の幸せを心から願う。

同時に、有形無形の贈り物について、思いをはせる時季でもある。
その昔、アメリカの上流階級には、自分の子供や孫のファースト・シューズを、本物のブロンズにして記念に残すという風習があったという。
それを現代によみがえらせているのが、アメリカ・コロラド州デンバーで創作を続けるブロンズ彫刻家、齋藤良知(さいとうよしとも)さん。アメリカ在住20年の彼の作品は、サンフランシスコ市立デヤング記念美術館、オークランド美術館、ハワイ州文化芸術財団、カリフォルニア芸術大学などに収蔵されている。

愛らしく小さなベビー・子供靴一対と、しっかりとした質感を持つ青銅という、対照的な組み合わせ。手のひらにのせると、ずっしりとその重さが伝わってくる。
成長のほんの一過程にはかれたものが、ブロンズという素材によって永遠のものになる。銅像などと違って、ただ見るだけではなくて、いろいろな使い方ができるのもいい。
オブジェという形に残して、子供たちの次の、そのまた次の世代にも受け継がれていくなんて、すばらしい。消費財とはまったく違う、未来への贈り物といえる。


作家連絡先・bronzemaestro@yahoo.co.jp (齋藤良知)
ホームページ・http://www.yoshitomosaito.com/
型取りのための靴(大きさは15センチまで、布・革・ゴム・プラスチックなど何でも可能)を作家に送ると、8万5000円(送料込)で、「世界に一足しかない」作品を作ってくれる。
 2007/12/24 15:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

老眼鏡で新しい楽しみ
ついに、老眼鏡を作ってしまった。
特別に不自由しているわけではなかったが、針に糸が通らなくなったこと、特に暗いところで小さな字が読めなくなってきたので、そろそろ持っても悪くないかなと思ったのだ。
メガネの処方箋を作ってもらった眼科では、まず、50歳になってもまだ老眼鏡を使ったことがないことにあきれられた。「普通は45歳になったら老眼鏡は作るもの」らしい。

何せ、私は未だに右が1・2、左が1・5という視力で、どこまでも良く見えてしまうという眼の持ち主だから、サングラス以外のメガネをかけたことがない。
したがって、何をどう選んでいいか分からないので、知人に、メガネでは有名な原宿「ロイド」の並木さんを紹介してもらった。

たくさんのデザインから、いろいろなものを試してみたが、置いてあるのを見るのと実際にかけてみるのとでは、随分印象が違う。一見いいなと思うシンプルなものは、いかにも老眼鏡という感じの老け感が出てしまう。
特に老眼鏡は、どんな場面でかけるかが大切だから、サングラスのように服との全体のコーディネイトを重視するのとはまたちょっと異なる。
これはどうかなと、私が手にしたものはことごとく外れ、並木さんのプロのアドバイスには一つ一つ納得するものがあった。

結果的に、第一印象でそれはありえないと思ったフレームに決定した。
茶のメタルフレームで、両サイドにレーザーカットの透かし柄が入った繊細なデザインだ。
いつもカジュアルなタイプのサングラスを選ぶ私からすると、随分思い切った選択だと思う。
ほとんどは自宅で使用することになりそうだが、例えばレストランでメニューを見るとき、飛行機や新幹線の中で本を読むときなど、さっと取り出してかけてもエレガントな雰囲気が出るに違いない。このエレガントというニュアンスは、サングラスにはない要素だ。

今日、安価なメガネチェーン店はいくらでもあるが、プロのアドバイスによって新しい世界に目を開かせてもらった。老眼鏡のフレーム選びを通じ、おしゃれの新しい分野を発見した思いがしたのだ。
私のことだから、2本目、3本目がすぐ欲しくなるに違いない。
今後の出費が思いやられる。年を重ねるということは、実にお金がかかることなのだ。
 2007/12/21 23:43  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

運動能力を養い続ける
子供の運動能力が低下しているという。50年前に比べると半分しかない、という調査結果が発表された。
そりゃそうだろう、外で遊ばなくなっているから当然だ。その分、昔の子供と違って、コンピュータをあやつるというすばらしい能力は備わっている。

私は、恐ろしく運動神経の鈍い子供だった。体育の通信簿はほとんど3、確か一度だけ2をとったこともあったような。
水泳は、スイミングスクールの講習最終日に、母立会いのもとやっと泳げるようになった。
中学の時に学校でやっていた硬式テニスは、ボールがあまりラケットに当たらなかった思い出がある。
唯一、大好きだったのは、高校生から始めたスキー。これは結構いいところまで行ったが、もう30年近く遠ざかってしまった。
これは秘密にしておきたかったが、実は、自転車に乗れるようになったのは、40歳を過ぎてからだ。

そんな私が、今は週に2回も3回もジムに通っている。昔から考えると、まったく考えられない。
周りを見回すと、もともと運動神経の発達している人、以前は運動選手だったような人は、意外にも定期的に運動することをやめてしまった人が多い。
仕事が忙しいなどいろいろ理由はあるだろうけど、ジムでするワークアウトのような運動では物足りないようなのだ。
その点、私のようなもともと運動が苦手な人は、こつこつと続けることができる。向上心はないから、目標などを掲げてがんばるようなことはしないし、ただたんたんと続けるだけ。30代後半を過ぎたら、苦しいキツイ運動は避けるべきだから、ちょうどいい。

運動能力というのは、人間が生きていく上で大切な機能だ。
昔は道端や階段で転んでばかり、常に膝小僧に傷があった私が、まったく転ばなくなったし、そもそも怪我をしなくなった。咄嗟に危険を察知し、体を守る能力が体に備わってきたのだ。ぎっくり腰、骨折など一度もない(今のところ)。
とくに筋肉トレーニングは、何歳になってからでも必要だし、その人の年齢に合ったかたちで取り入れれば何歳から始めてもいいらしい。
いくつになっても体が進化し続けるなんて、すばらしい。
 2007/12/17 22:52  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

近所の友人宅で晩ごはん
親子はスープの冷めない距離に住むのが理想的などというが、近くに友達がいるのもいいものだ。
ただし、お互いに適度な距離感をもつことは絶対条件。下町感覚の近所づきあいには、私は一生縁がないだろう。

今日は、久しぶりに家で粗食と思っていたら、近所に住むNさんから電話がかかってきた。
「北海道のおいしいじゃがいもが手に入ったから、コッロケ作るの。夕ごはん、食べにこない?」
「行く、行く」と、すかさず応える私。
家から5分も歩けば、N夫妻の家に到着。
ほくほくのコロッケ、ほうれん草のゆず浸し、厚揚げと大根と人参の煮物、北海道のししゃも、煮豆、アボガドとトマトのサラダなど、数種がテーブルの上に並んでいた。
締めは、おいしいごはんに味噌汁。漬物もいろいろある。

何しろ、Nさんの料理の腕はプロ級。「おいしいものは外で食べるから、家ではいつもおばんさい」というが、こういう普通のものが一番難しい。
食材の良さを生かしたシンプルな料理であることは確かだが、年季の入った愛情と技術を感じさせる。心から料理が好きなんだという。
「こんな奥さん持って幸せねえ」と、つい旦那さんをうらやんでしまう。

N夫妻は、とにかくおいしいものをよく知っている。
某エンターテイメント企業のファンダーで、早くにリタイアし、悠々自適の暮らしをしているから余裕もあるのだが、おいしいものを食べることへのエネルギーはつきることがない。
イタリアン、おでんや、寿司、焼肉、韓国料理と、多くの店をこの夫妻に教えてもらった。どこに行こうか困った時は、彼らに聞くことにしている。
とにかく嗅覚のきく人たちだから、巷のレストランガイドなんていうのは頼りにしない。
しかも、多くは徒歩圏内(時には30分歩くこともあるが)。これは都会生活者ならではの楽しみだろう。近隣エリアでおいしいところを見つけることにかけて、彼らは天才的だ。ビルの地下という誰も気がつかないようなところで、坦坦麺の絶品を見つけたり。
彼らのお眼鏡にかなう店の共通項は、味の良さはもちろんだが、気取った一流店でなく、心の通ったパーソナルなサービスのあるところ。

食を通して、人と価値観が共有できることは、本当にうれしい。

 2007/12/14 23:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

鍼と飲み会の日々
おいしいものを食べながら、お酒を飲むのが大好き。
12月に入ると、「忘年会」と称して、時々しか会わない人たちとも連絡をとりあって会うことになるから、飲む機会が増える。

一昨日は、アメリカから里帰りしたアーティストを囲んだ同窓会を、おでん屋で。
昨日は猛女(?)2人と、1年のごほうびを込めて、ふぐ料理。
今日は、半年ぶりに東京に出てきた妹と軽く食事。
来週はシンガポール料理、再来週はフレンチにイタリアンに和食と目白押し。来週は小康状態だが、考えてみると再来週は週5日も予定が入っている!
ちなみに、仕事の接待はなし。男性と2人のデートもなし。すべて友人たちとの割り勘の飲み会だ。

こう連ちゃんだと、当然のことながら財布はからっぽ、胃も肝臓もぐったり。
そうでなくても、ここのところ更年期症が高じて、もともと弱い肩と首筋が悲鳴をあげていたので、今日は久しぶりに鍼(ハリ)に行った。
置き鍼の助けを借りて、年末を乗り切ろう。

 2007/12/13 23:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

Mさんのサロン・ブティック
友人のMさんが、自宅で完全予約制のサロン・ブティックを開いている。
今日は初めて遊びに行ってみた。
東横線・学芸大学駅から徒歩10分弱。静かな住宅地の中にそれはある。
外には何の表示もない、落ち着いたたたずまいの一軒家だが、一歩中に入ると、そこは居心地のいい夢のようなサロン。

商社マンだったお父さんと一緒に、子供の時から家族でアメリカ生活を送ったMさん。
ニューヨークのFIT(ファッション工科大学)を卒業後、帰国し、アパレルメーカーのデザイナーをはじめ、長年、ファッション業界で仕事をしてきた。
独立してからも、ビジネスの才覚のあるMさんのこと、どこからか素敵な商材を見つけてきては、専門店など小売へ紹介するという仕事を続けてきた。
ところが、ある時、卸というビジネスに限界を感じたのだという。
ちょうど、お父さんが亡くなってお一人になったお母さんの住む実家で、一緒に暮らすことになり、その家の一部屋でブティックを開くことにしたのだ。
もともと一家の居間だった部屋を少し改造したというサロンには、家族の思い出がつまっている。
ご一家の写真や調度品、ダラスに住んでいるアーティストの妹さんの作品が飾られ、温かいサロンの雰囲気を盛り上げている。

メインに販売しているのは、Mさん自身がアメリカから買い付けてくるインポートドレスやアクセサリー。
リサイタル、レセプション、ダンス、パーティなどの場面に映えるドレスは、意外に日本の市場に少ないもの。サルサやタンゴなどダンスを長年やってきたMさんならではの実感から、ボディラインをきれいに見せて華やか、しかも3万円弱からという買いやすい価格帯を意識して集めている。音楽家の友人たちに教えてあげたくなった。
その他、手作りのジュエリー、普段着に向くヨーロッパのカジュアルウエアも、バランスよくそろえてある。

ファッションだけでなく、タロットカードや美容など、顧客一人ひとりにパーソナルな対応をしているのが特徴だ。
不特定多数ではなく、顔の見える顧客のライフスタイルに深くかかわるというのは、Mさんのこれまでのあらゆる経験が生かせるビジネスのかたちといえよう。
口コミなどいろいろなきっかけで知ってやってきた顧客は、このサロンに足を踏み入れ、Mさんという一人の女性の人生そのものに触れることになる。
サロン・ブティックという形態は、ファッション業界で長年経験を積んだ女性の、一つの到達点に違いない。

サロン・マリリン
http://www.salonmaririn.com

 2007/12/10 21:27  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

銀座でタイムトリップ
知人に誘われ、銀座のメゾンエルメス10階にあるル・ステュディオで映画を楽しんだ。
ル・ステュディオとは、40席のプライベートシネマ。
今年はダンスをテーマに上映会をしていたらしいが、今日はその締めくくりとして「ジャズ&ファンタジー」。20本あまりの短編映画のオムニバス上映だった。

ルイ・アームストロングの「ラプソディ・イン・ブラック・アンド・ブルー」、ジョセフィン・ベーカーの「プランテーション」をはじめ、ニコラス・ブラザーズ&ドロシー・ダンドリッジの「チャタヌーガ行きの急行列車」、さらにデューク・エリントン、ビル・ロビンソン、ベリー・ブラザーズ、フォー・ステップ・ブラザーズと、ジャズファンならきっと垂涎ものの、古い映像が続々と登場した。
1920年代、1930年代の映像も、見事に残っているのにびっくり。
とくにジャズファンというわけでない私にも、黒人ならではの体の内側から湧き上がってくるような即興的なダンス、不思議な規則性のあるリズミカルなダンスに、心地よく浸った。

ジャズの映像の合間には、アニメーションの先駆けというレン・ライの1930年代後半の実験的な作品(音楽に乗って映像が飛び跳ねるようなカラフルな映像には、目がチラチラして困ったが)。
また、時代が80年代以降にぐんと飛んで、ジェフ・スカーの軽妙な動画や、個性派モデル、グレーズ・ジョーンズのビデオクリップには懐かしいものがあった。

ジョセフィン・ベーカーも良かったが、一番かわいかったのが、ベティ・ブープのアニメーション。
パパにガミガミ怒られて(パパとママは意外に普通の人)、悲しくなったベティ・ブープ゚が書き置きをして、犬のビンボーと家出をするが、外にはお化けがいっぱい。逃げて帰ってきて、やっぱり家が一番というような話の筋だ。
こんなに古い(1932年)、しかも長いベティ・ブープのアニメを観たのは初めて。
お化け役には、キャブ・キャロウェイという歌手の動きがそのままアニメ化されている。

その昔、ベティ・ブープに似ている(?)といわれたことのある私は、彼女には妙に親近感を覚えてしまう。
ベティ・ブープは、アニメの世界で初めて女性をデフォルメしたキャラクターなのだという。一つのセクシーシンボル。家にいても、いつものバニーガールのような格好をしているところがおもしろかった。

外に出ると、銀座の街はクリスマス一色。土曜の夜だけあって、大勢の人たちが買い物を楽しんでいた。人ごみをかき分け、私は伊東屋に来年のスケジュールカレンダーを買いに行った。

 2007/12/08 22:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

地球の裏側から招待状
国際書留なるものが1通、届いた。
赤い封筒に、見覚えのあるアルファベット。シルからだ。
フランス人とアルゼンチン人の両親から生まれた彼女は、フランスのファッション学校を出た後、もう長いことブエノスアイレスで暮らしている。
向こうではちょっと知られた、オーダー専門の靴デザイナーだ。ファッションデザイナーとのダブルネームで靴コレクションを出したりもしている。
もともとは彼女のお姉さんと友人で、家族ぐるみのお付き合いとなり、かつて彼女に、素敵な靴を2足、作ってもらった。
夏に似合うカラフルなサンダルは、とてもはきやすくて、何年も活躍している。

何かなと、封筒を開けたら、何と、結婚式とパーティの招待状。
白地に赤の活字。全部スペイン語で書いてあるけど、間違いない。
シルの噂は、ママやお姉さんからは時々聞いていたけど、長いこと会っていない。
もう、40代になったはず。
そうか、ミュージシャンの彼と結婚するんだ。

12月の27日と29日! 
ああ、飛んでいきたいけど、アルゼンチンはあまりに遠い。
アルゼンチンの結婚パーティってきっと楽しいだろう、明け方まで皆で踊り明かすんだろうな。
こういう時に、パッと予定を調整して行くことができたら、どんなにいいだろう。
中南米を旅するという私の夢は、いつのことになるやら。

行けない代わりに、せめて何かお祝いしたい。
はるか日本から、何かサプライズな贈り物を送れないものか。
どなたか、いいアイデアあったら教えてください!

 2007/12/07 22:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

パリからベジャールの言葉
今年の夏過ぎから、私はSNSに参加している。
かの有名なミクシィではなく、母校のOBOGを中心とした小さなネットワークだが、メンバーの住んでいるところが国内外バラエティに富んでいるので、新鮮な情報に出会える。
わずらわしいことも少なくないが、思ってもみなかった発見もある。
最初、苦手だなあと敬遠していた人が、今では一番近しい存在に思えるなんていう変化もある。
パリに住む日本語教師Mさん。彼女の最近の書き込みには心動かされた。

天才振付師、モーリス・ベジャールが亡くなって、フランスでは連日、新聞や雑誌、テレビでさまざまなベジャール特集が組まれ、ジョルジュ・ドンの踊る「ボレロ」が何度もテレビで放映されているという。
加えて、かつてジョルジュ・ドンを愛し、彼が亡くなって一時は失意のどん底にいたベジャールの生前の言葉がすごい。
曰く、ベジャールは生涯80年の間、一人暮らしでなかったのは15日間だけ。自分にとって、誰かと一緒に暮らすということは向いていないのでしない、ときっぱり言いのけていたという。
「私は日中、仕事している間中は、誰かとコミュニケーションして過ごすから、家に帰ってからは、一人でいることが必要なのだ。一人になって自分と向き合う時間が必要なのだ」…

私は、10年後、20年後、30年後になっても、こう言い切ることができるだろうか。
一般には「孤独」というものがネガティブにとらえがちだが、「絶対なる孤独」というものの気高さに、私は深くこうべをたれる。

それはそうと、日本でもこういう文化的なテレビ番組をもっとやってほしい。
人の人生にぐっさり入り込んだようなものがどうして少ないんだろう。
年末年始、あのくだらないテレビ番組にまたうんざりしなくてはいけないかと思うと、たまらない。
 2007/12/06 14:44  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

デザイナーの友人2人と
今晩は、西麻布にあるベトナム料理レストランで、2人のデザイナーの友人と、食事をした。
数年前にフランス語学校で知り合った帽子デザイナーのNさんと、Nさんの友達で服のデザイナーのYさん。ともに企業には属せず、独立してそれぞれ自分のブランドを持ってがんばっているデザイナーだ。

3人の共通項は、いわゆるファッションピープルたちが苦手ということ。
美大出身の2人は芯がしっかりした、どちらかというとマイペースのおっとり派。
つまり世の中のトレンドに流されずに、自分の世界をしっかり持っているが、あまりビジネスが巧みとはいえないだろう(売り上げ優先主義だったらもっと別の道を行っている)。
年上の私がいうのも何だけど、2人とも年齢不詳で(実際は30代と40代)、ただものでない雰囲気をかもし出していて魅力的だ。

3年のパリ生活を終えて、東京での再スタートを切ったNさんの話。また今大ヒットの日本映画の美術監督をしている、Yさんのご主人の話など聞きながら、おいしいベトナム料理とともに楽しいひとときを過ごした。
職種は違っても、話をすればするほど、フリーランスで仕事をする苦労は同じだなと深く共感してしまう。それぞれに好きで選んでいる道だけど、その苦労は会社勤めの人には分からない。
実際に商品というかたちにして受注をとらなくてはならない彼女たちの苦労は、お気楽な雑文家の比ではない。

彼女たちのデザインした商品を欲している女性たちはもっといるはず。そこをまっすぐ結びつける方法はもっとないのだろうか。
合同展がたくさん出来てきているように、今や独立系デザイナーブランドは増え、そのレベルも高い。
売り先を求めて海外にも出るわけだが、国内でももっと需要はあるはずだ。何も力になってあげられない自分がもどかしい。

 2007/12/04 00:32  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

クリスマスカードを選ぶ
そろそろクリスマスカードを用意しなくてはいけない時季になった。
本当は年賀状同様、自分らしい手作りのものがいいと思うけど、そういう余裕もないので、ロフト、伊東屋、スパイラルマーケットといった、カードが充実している店に買いにいくことになる。
既にカード売場は、どこも大変な賑わい。ポップアップなどの立体的なデザインがぐんと増えた。オルゴール付き、レーザーカット、フェルトなどのおもしろい素材も、よりどりみどり。
クリスマスカードを送る相手、一人ひとりの顔を思い浮かべながら、あの人にはこれ、あの人にはこれというように選んでいく。

以前は、非常に伝統的なものか、あるいは子供っぽいものか両極端だったが、最近は洗練されたおしゃれなデザインが多彩になった。
ただ、そういうものはヨーロッパやアメリカからのインポート物が多い。
私の場合、国内の人たちには年賀状。クリスマスカードを送るのは海外宛だから、できれば日本のものを選びたい。
富士山や鶴のいかにも日本的なデザインというのではなく、日本のデザイナーのものとか、今の日本をあらわしているモダンなものが欲しいのだが、これが意外に少ないのだ。
外国人だって、私の友人は皆、日本には馴染みがある人ばかりだから、毎年、伝統的な和柄では飽きてしまうだろう。
今年、新生日本郵便が、アートディレクターの佐藤可士和さんを起用して、デザイン年賀なるものを何種類も売り出しているが、あれは年賀状よりクリスマスカードでやってほしかった。

欧米にとってクリスマスカードは、日本の年賀状と同じ役割。だから12月25日までと限定したものではなく、とくにヨーロッパでは年を明けてからカードが着いてもそんなに失礼なことではない。
クリスマスカードも年賀状も、クリスマスツリーも松飾りも、両方の習慣のある日本はこれから1ヶ月は大忙し。これから石が転がるように年の暮れへと向かっていくことを思うと、ああ風邪など引いていられない。
 2007/12/02 20:52  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

通りすがりの人にも
JR駅構内で、若いお母さんが階段のところでバギーを下ろすのを、駅員さんが手伝っていた。
無事下ろし終わってホッとうれしそうなお母さん。駅員さんに盛んにお礼を言っていた。
これはこれでいい光景なのだが、ちょっとすっきりしない。
今日はたまたま駅員さんがそこにいたから声をかけたのだと思うけど、もしいなかったらどうするんだろう。

いつも思うのだが、日本では見知らぬ人に冷たい。
電車のシルバーシートだって本当はなくたって、皆が気づいたときにゆずればいいのに。
もちろん、物騒な世の中になったこともあるが、見知らぬ人には極力かかわりたくないというふうになっている。
私の子供の頃、通りで雨に濡れて歩いている人がいたりすると、祖母は「途中まで一緒にどうぞ」と傘を差し出していたりした。遠い思い出だ。

力のいることに関しては、やはり男性の出番。
たまに、通りがかりの人のバギーの上げ下ろしを手伝っていたりする男性を見ると、おお、育ちがいいな、親のしつけの賜物だろうなと思う。
ヨーロッパでは列車の中や地下鉄の階段で、重いスーツケースが持ち上がらなくておろおろしていると、かつては誰か(男性)が必ず手伝ってくれたものだが、そういうふうに自然にしてくれる人がだんだん減ってきた。世界的な傾向なのかもしれない。
待っていても始まらないから、本当に困ったときは、周りの優しそうな人を見つけ、自分からお願いするようにしている。

どこにいても、レディファーストの習慣が身についている人、食事の席で女性にワインをつがせない人、つまり基本的なマナーがきちんとしている人は、見ていても気持ちがいい。
あ、話題がそれてきた。総すかんをくらいそうなので、この辺でやめにしとこう。
 2007/12/01 22:36  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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