« 2007年10月 | Main | 2007年12月 »
ブームの繰り返し
若い時からかなりの映画を観てきたが、最近めっきり映画を観る機会が減った。
映画館に足を運ばなくなっただけでなく、近くにTSUTAYAがありながらも、ある時、店頭がビデオからDVDにすっかり変わっているのに遭遇して、浦島太郎の心境になり、借りる気も失せてしまった。

そんな私が、昨夜、衛星放送で久しぶりに映画を観た。
1968年のフランス映画『個人教授』(ミッシェル・ボワロン監督)。
その思わせぶりな日本語タイトルのせいか、今まで一度も観たことがなかったのと、久しぶりにフランス映画のフランス語を聞いてみたくなったのだ。
いかにもフランスらしい話の筋はともかく、40年も昔の映画なのに、パリの町並みや人々の雰囲気が今とほとんど変わっていないのが、何より新鮮だった。
主人公のルノー・ベルノーは、この後、ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』にも抜擢されているが、『個人教授』(欧米では不発に終わったとか)によって日本で異常に人気が出たため、どうも道を踏み外してしまったようだ。

いろいろなことをブームにしては、一過性で終わらせ、また次のブームに移る。
なんだ、今も同じではないか。韓流スターも、はたまたどこかの商業施設で列を作っているドーナツ屋まで。日本は今も昔も、同じことの繰り返し。
飽きが来るのが早い国民性だから、仕方ないといえば仕方ないけれど、ブームの繰り返しばかりでは、後に何も残らない。

さて、今夜の衛星放送は、私が中学生の時に熱中した『小さな恋のメロディ』(1971年のイギリス映画)。改めてどう感じるか、楽しみだ。
 2007/11/14 10:42  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

自分を人と比べない
長年、ジムではグループエクササイズに参加しているが、私は周りの参加者と会話したことがほとんどない。グループエクササイズというと、結構抵抗を持つ人がいるが、無の境地になって自分と向き合うことができるし、他人のことが気にならないものだ。ちなみに私は、ビリーズブートキャンプに熱中するタイプとは正反対なので、皆で一丸となってハイになるようなクラスには参加しない(あんなキツイ運動は体に悪いから、絶対したくない)。
不思議なことに、ジムは体や体力が露になる場なのに、年齢や身長・体型などの優劣意識をまったく感じさせないのだ(もちろんそれぞれの自己管理を踏まえての話だが)。
ヨガのインストラクターが異口同音でいうのは、「他人と比べないこと」「自分自身と向き合って」ということ。生来の体の硬さが、週2回ほどのヨガで変わるわけもないが、そもそも体が硬くてもやわらかくても、そういう違いを重視しないのがヨガの精神なのだ。

私は元来、競争心が希薄だ。競争社会の中で育たなかっただけでなく、人に勝とうと思うと自分がだめになることが本能的に分かっているから、そういうことを避けて生きてきた。土俵の上に自分だけというのが心地よいので、そういう場を常に見つける。時々、他人からライバル意識が向けられているのを察知すると、そそくさと逃げる。そういう無駄なことにエネルギーを払いたくない。
商売の基本は「競争」であることを考えると、私のように商売に向かない人もいないだろう。

とはいえ、世の中の基準や数値をまったく気にしないかというと、そうともいえないのが私のミーハーなところ。今日、ジムで、3ヶ月ぶりに、インボディという分析装置を使ったボディチェックをしてみた。
体脂肪量10・3(前回対比+1・5)、筋肉量42・8(−1)、BMI18・8(+0・1)、体脂肪率18・6(+2・7!)…
いつもはあまり変化のない数値が、今回は気になる動きを見せている。部位別脂肪の厚みもしっかり増えているではないか(昨夜から食べているブルーチーズのせいか)。
午後のお茶菓子も、夕食の媒酌も、毎日欠かさない私。これからの季節は、少し気を引き締めよう。
 2007/11/12 18:27  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

白洲次郎・正子の暮らした家
小田急線鶴川駅から徒歩15分、町田市能ケ谷にある「武相荘(ぶあいそう)」に行ってきた。
近年、その生き方のかっこ良さで注目を集めている白洲次郎・白洲正子夫妻が、戦時中から住んでいた家を、白洲正子の没後、一般公開しているもの。白洲正子は1998年に亡くなるまで暮らしていたという。
一度行きたいと思っていたところだけに、友人たちからの誘いにすぐ乗った私。
紅葉にはまだ早かったが、雨上がりのしっとりした空気の中で、落ち着いたたたずまいを堪能し、ゆっくり昼食(オリジナルフレンチ弁当)も楽しんできた。

誰よりも早く外車に乗り、ジーンズをはき、「葬式無用、戒名不要」という遺言で知られるダンディな次郎。
日本の古典や能に造詣が深く、素養と見識眼にあふれた正子。
「野人」と「韋駄天」と呼ばれる世紀のカップルが暮らした家には、隅々まで、人々のあこがれる趣味の良さが貫かれていた。
近年の古民家、古民具人気も、ここにもとがあったかと思わせるものがあった。
日本人の誇りを大切にした2人の存在は、未来にも語り継がれるだろう。

見事な茅葺屋根の家。出来た当時は、ごく普通の農家の家だったという。
http://www.buaiso.com/

 2007/11/11 21:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

外国語で世界を広げる
土曜日は英語のレッスンの日。東急東横線に乗って、静かな坂の上にあるBさんの家に向かう。
友人のKさんが彼女の日本語の先生をしている関係で、紹介してもらってからもう1年半近く経つが、私の楽しみの一つとして欠かせないものになっている。

おっとりした美女のBさんは、早稲田大学の留学生として、ニュージーランドから来日して十数年。普段は、アニマルレフュージ関西(ARK)の東京オフィスで働いている。
捨てられた犬やネコを保護し、里親を見つけるという活動をしているNPOだ。
http://www.arkbark.net/
世界の動物避難所団体が集まるコンファレンスに出席するため、先週はベルリンに出張してきた彼女。その活動を英語では共有しやすいのに対し、日頃日本語で説明して理解を得ることの難しさを改めて感じたという。
以下のように、英語ではシンプルに伝わるものがある(オリジナルはマオリの言葉)。
We are one people together for our animals.

こんなふうにお互い、日頃の仕事や生活を報告したり、時には仕事のストレスをぶつけたりの、楽しい時間。お互いに物事の感じ方や考え方が似ているところがあって、英語圏と日本それぞれの文化の違いを踏まえた話ができる。
しかも決して友達同士のフリートークに流されることなく、知りたかった微妙な言い回しを的確に教えてくれる。何より気長に、私のつたない英語を聞いてくれるのがありがたい。

それにしても、外国語の勉強にはこれまでかなり投資してきたが、自分の中にどれだけ蓄積しているかというと、情けないものがある。
1つ言葉を覚えたら、3つ位消えていくという感じなのだ。やればやるほど難しさを感じる。
海外で何年かの生活体験があるわけじゃないから仕方ないよ、マイペース、マイペースと、自分を慰める。
この間は、“busy”という単純な言葉が思い出せずに困った。もともと暗記が苦手な私だが、本当に海馬がいかれているんじゃないかと、時々心配になる。
頭の中で言葉を捜していると、出てきてほしい英語は出てこないで、フランス語が出てきてしまうということも多々ある(フランス語については英語以上に惨憺たるもの、またいつか項を改めたい)。
私の中の世界をうんと広げてくれた外国語だが、こうなったらボケ防止のためにも習い続けようと思っている。
 2007/11/10 23:25  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

アクセサリーのレセプション
小物好きの私としては、アクセサリーの展示会やイベントにはなるべく足を運ぶようにしている。
昨夕は、代官山旧山手通りにあるデンマーク大使館公邸で、デザイナーの来日に合わせたデンマーク「カレ・コペンハーゲン」のレセプションパーティ。今夕は、渋谷キャットストリート沿いにオープンした三陽商会の服飾雑貨中心のニューショップ、「アンプリュスアン」のオープニングに行った。

「カレ・コペンハーゲン」は、ゴールドや色石を使った、アンティーク風の小ぶりのデザインが特徴。強烈な個性があるわけではないが、女性らしい繊細さが、日本の女性にも幅広く受け入れられている。
デザイナー、シリ・ハウブル(1966年生まれ)は、医師の旦那様と4人の子供に囲まれ、幸せに生活していることが伝わってくるような女性だ。ナチュラルでおだやかな人柄は、そのデザインによく反映されている。アールデコ時代をテーマにした2008春夏の新作が、ジャズの生演奏が流れる広間のコーナーで控えめに輝いていた。
それにしても、ここは美しい庭があって、昼も夜も静かで落ち着ける。大使ご家族が暮らしているというだけあって、家庭的な雰囲気。どこか外国の邸宅に招かれているような錯覚に陥る。

一方、「アンプリュスアン」は20代女性の市場分析によって開発された、トレンド満載のマーケティングブランド。個性の違う2人の女性、エマとエミリーを想定して、商品構成がされている。
社内横串のコラボレーションという初の試みによるもので、ウエアは三陽商会の複数の既存ブランドからセレクトされている(アパレルの組織の変革が始まっている!)。
ファサードにはなぜかパリ風パン屋のウインドゥがあったりして、奇をてらっているが、その割に、中にある商品は至って普通。もう少し意外性というか、オリジナリティが欲しいところだ。混沌としている感じを狙っているのはいいが、もっと思い切って個性を出してもいい。
店舗デザインは、合同展「ルームス」から大きく飛躍したアクセサリーブランド「e.m.」(イー・エム・デザイン梶jが手がけた。
 2007/11/09 22:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

前へ | 次へ
2007年11月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
なおなお
演奏会用のドレス (2008年12月27日)
上野君子
オンラインシアターの夜 (2008年11月24日)
N
オンラインシアターの夜 (2008年11月24日)
Eriko
CHANGE=変革 (2008年11月14日)
上野君子
CHANGE=変革 (2008年11月12日)
shizuko
CHANGE=変革 (2008年11月11日)
アパレルウェブW
ブログ1周年記念!? (2008年10月28日)
N美
コペンハーゲンの息吹 (2008年10月25日)
viola_vino
祝・ノーベル物理学賞 (2008年10月12日)
最新トラックバック
MOBILE ART (2008年06月30日)
服が捨てられない (2007年11月27日)

http://apalog.com/ueno/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード