
大好評の「大琳派展」。行きたい、行きたいと思っているうちに、ついに最終日になってしまった。
今日は午後から友人の演奏会があったので、その前に走りこんできた。
上野まで行くのも遠いが、駅からも結構歩く。国立博物館に到着したと思ったら、そこからがまた歩く。そして入場するのにまた時間が。
(運よく5分位しか並ばなかった。これと同じことを最近経験したなと思ったら、そうだ、原宿の「H&M」。銀座に比べると予想以上にすんなり入れてびっくり)
最終日の日曜日、会場の混雑は予想していたが、やっぱりすごかった。
とにかく正味30分弱しかないから(「大琳派展」を30分で見ようというのも我ながらすごい)、小品はスキップ。大きな作品のみに絞ることにした。人だかりの頭の山の上から、作品をのぞきこみながら移動するという感じ。
こんなあわただしい見方をしてもったいなかったが、でも、やっぱり行って良かった。
日本の伝統的な美術の、真髄のようなものに触れることができた。
動物を描いたものもダイナミックでよかったが、四季の自然をあらわしたものが、本当に繊細で美しい。
そこに吹く風、空気の動きを感じさせるものにとくに引かれた。
世襲ではなく、時代を超えていろいろな人が継承してきた「琳派」という世界には、普遍的な魅力がある。
題材が題材だけに外国人の割合も多かったが、とくに今回は、全体的に熱心に鑑賞しているインテリ層が多かったように思う。
日本人は皆、本当にお勉強好きだとつくづく思う。
今が、日本の伝統的なものを見直すのに絶好のタイミングだったこともあるだろう。
でも、これだけ同国の人が集中的に詰め掛けるというのは、海外ではそうないように思う。
それにしても、この展覧会はもう一度ゆっくり観てみたい。