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老父母の3番目の娘
50歳ともなると、両親ともに健在という人は少数派だ。
幸いにも、うちは大病をすることもなく、2人で何とか暮らしている。私は、ドアツードア片道2時間弱で行ける距離のところに住んでいるのに、これまで年3回位しか帰省しなかったほどだ。
周りの同年代に比べると若いと思っていたが、さすがに80代になってから老いを感じさせるようになり、最近になって人並みにいろいろなことが起こり始めている。

今月は、父の入院騒ぎが2回あった。脳に出来た血の塊を取る手術で、手術そのものは1時間かからないような簡単なものなのだが、その後に4・5日入院しなくてはならず、病院に通って世話をする母の健康状態も心配だ。
病気になった老人の心身のケアも大変だが、看病する側の老人も大変。私たち子供たちは普段別々に暮らしているので、どうしても母一人に負担がかかってしまう。

こういうときこそ、大切なのは家族の協力体制だろう。一人っ子で両親の介護に追われる人に比べると、役割分担できるきょうだいがいるというのはありがたい。
普段は、私より両親の近くに住む妹に任せっきりの面が多いが、妹も自分で小さな店をやっているので、そう店を空けるわけにはいかない。私も実はこの時期、年間でも最も多忙な時期にさしかかっている。
今回はどうなることやらと思っていたら、普段、両親が何かとお世話になっているHさんが車で送り迎えしてくださった。それだけでなく、手作りの夕食を携えて、一人の夜を過ごさなくてはならない母に遅くまでつきあってくれたのだ。
40代前半の女性(専業主婦)で、車を運転しない両親を時々ドライブに連れ出してくださったり、多忙なご主人の出張の時などには家に遊びにきてくださったりしている。「遠くの親戚より近くの他人」ではないが、実の娘たち以上に、普段から細やかな心遣いで両親に優しく接してくれる。まるで3番目の娘のよう。

昨日、手術を無事終えた父は、一晩は病院で過ごしたが、「もう病院の食事は嫌だ」と、先生のおゆるしを得て母を呼び出し、さっさと退院してきてしまった。
最近の病院の設備はきちんとしているし、先生も看護婦さんも申し分ない。それでもやはり家がいいのだという。やれやれ。
何よりお世話になったHさんに、電話でお礼を伝えた。「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と。

 2008/10/31 22:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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