仕事帰り、すでに夕方5時を回っていたが、上野の国立西洋美術館へ行ってきた。
今日は金曜日、週に一度だけ、夜8時まで開いている。
いや〜、快適。昼間より断然客数は少ないから、ゆっくり観ることができる。
それに夜遅くまで開館しているせいで、警備が行き届いているから安全でもある。
しかも、今日は運よく、学芸員による「スライドトーク」(40分)まで、無料でじっくり聞いてしまった。
絵を観る前にいろいろ話を聞いてしまうと、先入観ができて良し悪しだが、今日の場合はほとんど知識のない画家だけに、前もっていろいろ勉強できて良かった。
さて、「ヴィルヘルム・ハンマースホイ」。実に良かった。
静寂な世界。
自分が住む家の中と、奥さんの後姿を書き続けた画家。
無駄なものをあえて描かない、がらんどうの空間に、かすかに差し込む光が美しい。
緑がかったグレー、茶色がかったグレー、変化に富んだ豊かなグレー。それを白という色が効果的に引き立てているのがよくわかる。
この画家、52歳(!)で亡くなったという。

最近、人の亡くなった年齢が気になるようになってきた。