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初めて現場を見た
今日、(たぶん生まれて初めて)見てしまった。商品を万引きする現場を。
アトレ恵比寿の「S城石井」に入ろうとしたところ、前にいた男性が、入り口付近に積んであったケーキ(800円位の焼き菓子)を1つ取って、肩から提げていた袋につっこんだのだ。

アッと息を呑んだ私と、気がつかれたことに気がついたその男性の目が、合ってしまった。
とりあえずという感じで男性は店の中に入り、私も目的のものを買うために違う通路を進んだ。
私は店の人に知らせることなく、そのまま知らないふりをした。
ホームレスに違いない、そのみすぼらしい男性を訴えることが、私にはできなかったのだ。
では、きちんとした身なりの人だったら、私はどうしていただろうか…。後でうらまれるのが怖いからと、やはり知らないふりをしてしまっただろうか。

食料品のスーパーでも、ファッション関連の店でも、万引きの被害は絶えないと聞く。
妹がやっている店でも、安くはないアクセサリーを盗まれて、泣く泣くポケットマネーから補充したという。
完全に病気といえる常習犯も少なくないようだが、値上げ続きの食料品では、やむにやまれずという人も増えているかもしれない。
一方で、厳格な賞味期限切れで捨てられる食料品、ホテルの宴会場の残り物の山、そういうものが減らないのもこの世の現実だ。

それにしても、あの一瞬のバツの悪そうな表情と、切ない眼つきは、忘れられない。
「レ・ミゼラブル」の主人公をふと連想してしまった。
 2008/04/06 22:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

嫉妬心からの解放
ねたみ、そねみ、ひがみ、そしり…。
こう書き連ねるとこわいものがある。春爛漫の今日の天気にこれほど似合わない言葉もない。
要は、嫉妬心。これは誰でもが内に持っているものだが、その獰猛な獣を上手に飼いならす必要がある。そうでないと、思わず足をとられてしまう。

特に、同級生、幼馴染、きょうだいや家族、といった身近な人同士に芽生える嫉妬心はやっかいだ。社会人になって仕事を通じて知り合った間柄ではなく、お互いに子供の時からよく知っているつもりだから、容赦なく、ねたみやひがみをあらわにし、相手にぶつける。しかも、男女間の嫉妬とは少し違って、本人は無意識にそうしている場合が多い。
なぜか、隣の芝生は青く見えるものなのだ。
最近、私も苦い経験をした。

私は人に対して、あまり深いねたみや憎しみを感じない人間だ。いや、本当は嫉妬深い人間だと思うが、そうならないように自分で訓練してきた。
嫉妬心にがんじがらめになると、自分がダメになることがよく分かっていたので、そうなることを避けて生きてきたのだ。あけすけにその気持ちを言葉に出すような、明るいひがみは頻繁にある。
周りの優秀な女性たちが、嫉妬心から、道を頓挫してしまう様子も見てきた。
優秀な女性ほど負けず嫌いでプライドがあるから、他人に負けたくない。でも世の中というのは自分より優秀な人ばかりいるものなのだ。
また、子供の時や若い時から人にチヤホヤされることに慣れている人も、いつまでも「過去の栄光」にしがみつこうとして、挫折の苦しさを味わう。そういう人は現在における感謝の気持ちを忘れてしまう。

人は人、自分は自分。少なくとも比べるものではない。どんなに近しい間柄でも、お互いにリスペクトの気持ちを忘れたら終わりだ。
これからもマイペースで行くしかない自分を、今日も再認識する。
 2008/04/06 13:05  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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