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演奏会用のドレス
音楽コンプレックスの私だが、音楽家の友人に恵まれた。
音楽と一体の人生を送っている彼女たち。好きこそものの上手なれとは言うが、何十年も練習を続けていることに深い尊敬の念を抱く。
何を隠そう、私は子供の時にヴァイオリンを習っていたが、練習が嫌でいやで仕方がなくて、親の期待をよそに挫折してしまったのだ。

ピアニスト(ピアノ教師)のMさんから、1年に1度開く演奏会用のドレスを一緒に選んでと前から言われていたので、私の友人がやっているサロンブティックを紹介がてら、昨日、一緒に行ってきた。

Mさんによると、頻繁にリサイタルを開くような著名な音楽家は別だが、たいていは演奏会で着るドレス選びに困っているらしい。
20代の若い時は、結婚式二次会用のドレスをそろえているようなフォーマルドレス専門店に行けばいいが、30代後半から40代と年齢を重ねるうちに、ああいうヒラヒラしたデザインが合わなくなる。たまにいいなと思うものがあると、今度はサイズや着心地がしっくりこないのだという。
ピアニストの演奏会用ドレスは、ペダルを踏む足裁きをあらわにしないためにも、ロングドレスが必須。ところが日本にはイブニングドレスを着るような習慣があまりないから、とくにロングドレスの既製服の選択肢は非常に少ない。
社交ダンスを習っているオバサマたち用、あるいはご商売用の派手なドレスは、地下街や下町の小さな店にもあるが、考えてみると上品なロングドレスというのはあまり目にしない。あっても高級ブランドやオートクチュールのように、うんと高価なものになってしまう。
また、ドレスは舞台上での見栄えだけでなく、フルート、ヴァイオリンと楽器の種類によっても、求められる機能性がそれぞれ違う。

友人のサロンブティック(2007年12月10日付「Mさんのサロン・ブティック」参照)では、自らアメリカから買い付けているドレス、またドレス専門のデザイナーブランドのコレクションも紹介している。
さすが、ドレスを着る機会が日常的なアメリカ。ロングドレスといっても、大人の女性の体をきれいに見せて、長時間着ていても疲れない着心地の良いもの、しかもそういうものが手ごろな価格である。文化の違いといってしまえばそれまでだが、ここは日本のすきま市場だとつくづく思う。
ピアニストの友人は、念願のドレスを無事ゲット。ホルターネックの肌を出すデザインと初挑戦の色は彼女にとっては少し冒険でもあったが、プロの的確なアドバイス(サロンブティックの友人)と客観的な視線(私)によって、納得して購入に至った。

 2008/04/04 11:03  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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