今年一番の最高気温。軽く20度を超して、桜の開花も一気に進む。
こんな陽気の中、朝から、展示会回りやら用事やらで、終日出歩いていた。私の原動力は、やはり人やモノから刺激を受けること。外に出ると、いろいろな人に会えて、楽しい。それに、今日のようにお天気がいいと、本当に幸せな気分になる。健康ってすばらしい。

午後、恵比寿のザ・ガーデン・ホールで、「トクコ・プルミエ・ヴォル」のコレクションショーがあった。何と、ブランドスタートから20周年なのだという。私がフリーランスになってからと同じ年月だ。
会場はいつものように、同ブランドの中心顧客である50代以上の女性が大勢押しかけている。
久しぶりに同ブランドのショーを見たが、相変わらずカラフルで元気いっぱい、夢いっぱいのコレクション。毎シーズン、世界のどこかをテーマにしたデザインが特徴だが、今回は原点にもどり、デザイナーの前田徳子さんが仕事の拠点にしているパリがテーマになっていた。
数十年、パリに暮らしているのに、こんな純粋な少女のような視点で、パリをおとぎ話のように表現できるのは、すごい。
熱烈なファンにとっては、「トクコ・プルミエ・ヴォル」の服によって、内なる束縛から解放されたという人も少なくないだろう。
いわゆるファッション好きの人々ではなく、普通の人を変える服の力のすごさ。しかも、短命なブランドが多いファッション業界において、20年も続いているなんて。
このマーケットは改めて見直してみる必要があるかもしれない。
20年代のデザイナー兼アーティストであるSONIA DELAUNAYの世界をトクコ風にまとめたプリント