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「アンチエイジング」はもう死語かと思ったら、そうでもないらしい。今朝の朝日新聞を見ていたら、土曜版「be」(ビジネス)で恒例のアンケートコーナーのテーマが「アンチエイジング」だった。 ついでに、「全身アンチエイジング宣言」をうたった日経ヘルス『プルミエ』の本日創刊!の折込広告まで入っている。消費をリードしたハナコ世代が更年期にさしかかるから、これは新しいビジネスチャンスというわけなのだろう。 「be」のアンケートによると、「あなたにとってアンチエイジングは必要ですか?」の問いに39%が「いずれやりたい」、33%が「すでにやっている」で、「いいえ」と答えた人は15%と少数派。否定的な答えの人は、「自然体」を支持する考え方がほとんどだ。 若さへの執着をあおる商業主義もどうかと思うが、自然の摂理に任せるべきといった「自然体」信仰にも、私はあまり賛成できない。 本当の美しい「自然」というものは、荒れ放題でほったらかしの自然でなく、適度に人の手が入ったものなのだ。美しさの裏には必ず努力があるもの。その作為を見せないのが美しいし、それが本当の「自然体」なのではないだろうか。 ところで同じ土曜版「be」(ビジネス)の第1面、「フロントランナー」は毎回興味深いビジネスマンが登場するのだが、今日は「ビンテージ・スピーカー修理の達人」とある。当然男性だろうと思ったら、これが私と同い年の50歳の女性。山形県鶴岡市のゴットハンドのもとには、全国からビンテージ・スピーカー修理の依頼が来るのだという。 この人のコメントに目をひく部分があった。 「音の7割がスピーカーで決まるといわれます。使い込めば使い込むほど音が良くなる。エイジング(熟成)ですね。手入れすれば半永久的に使えます」 人間もこうありたいものだと思う。 |



