ラフォーレ原宿で開催された新しい合同展、「white」の最終日をのぞいてきた。

この展示会が他と違うのは、最終日の14時以降、一般客に門戸を開放し、即売会も開いたこと。私が行った時には、バイヤーも一般客も渾然一体となっていた。
ここで一番印象に残ったのは、会場の一番奥まったところにあった2ブランドだ。

まず、オーガニックコットンでまとめた「ikkuna/suzuki takayuki」。新鋭デザイナー・スズキタカユキと、縫製工場・モードエイトのコラボレーション(両者を結び付けたのは元東京デザイナー協議会議長の岡田茂樹氏だとか)によって生まれた、「suzuki takayuki」の新ラインで、凝りに凝った彼のコレクションに比べると、シンプルで着やすい作り、買いやすい価格帯となっている。シンプルでありながら、彼の世界はきちんと表現されている。
セレクトショップや百貨店の自主編集売場にとっては、待ってましたという感じだろう。
もう一つがそのお隣にあった「Vanilla」。インドの素材や縫製をうまく生かした、魅力ある物作りをしている。アンビアンス展の参加ブランドだったとあるから今までも何度も見ているはずだが、気がつかなかった。

私はいわゆるナチュラル系、ロハス系ファッションにはあまりゆさぶられないのだが、テキスタイルやシルエットの新しさがあるもの、色のきれいなものには引きつけられる。
デザイナーの佐藤公巳子さんは、インド事情にも詳しいようで、今度改めて話を聞いてみたいと思った。
自分が基本的に好きなもの、また好みとは別にリスペクトするものというのはあるが、その時々によって心にひっかかるものは違う。
プレスというのは勝手なもので、常に新しいネタを追い求めているところがある。どこかで、「今」の必然性がほしいのだ。
自分の世界を追求しつづけているデザイナーには、所詮かなわない。