連休中もずっと仕事にかかりっきりだったので、今日は充電しよう!と、思い立って、近くにある「目黒シネマ」に行った。

目黒駅のそばにある、昔ながらの小さな映画館。
いい映画、しかも近作を2本立てでやっているのだが、15年以上前に初めて行った時の嫌な経験がトラウマになっていて(ちなみに痴漢被害ではありません)、今まで見たい映画はあっても素通りしていたのだった。
でも、今日はどうしてもここでやっている映画が観たかったのだ。
それは、昨年の日本映画で、話題になっていながら見逃していた、周防正行監督の『それでもボクはやってない』。それに、2006年ドイツ映画の『善き人のためのソナタ』が続いた。
前者も手に汗握る力作だったが、とくに後者はすごかった。近年、こんなに引き込まれた映画はない。
どちらも「国家権力」に翻弄される人々を描いたという意味では共通しているのだが、その極限状況の重さは比べものにならない。
2本続けて、約5時間。しばし現実に立ち返ることができなかった。
壁崩壊前の東ドイツを描いた『善き人のためのソナタ』の監督は、何と33歳、これが初監督なのだという。時代を若い世代が伝えていくということの尊さ。
ドイツ映画は日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、皆さん、この映画は観てください!