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目の前にいる人が誰だったか思い出せない時が時々ある。 この人知ってる、会ったことあるなと思うけれど、名前が出てこない――そんな時の反応は大きく2つに分かれるだろう。 どこの誰だったか忘れちゃったが、とにかく親しげに話しかけてみる。もう一方は、軽く挨拶をしてからしばし考え込むか、じろじろその人の様子を伺う。 私は典型的な後者だ。ジャーナリストとしては失格だろう。 ビジネスを考えると絶対に前者に軍配が上がるし、女としてみても前者の方が圧倒的に愛嬌がある。 そう頭では分かっていても、これは子供の時からの性格、つまり極端な人見知りから来るものだから、仕方ないのだ。 というわけで、私の一般的印象はかなり悪いらしい。 目の前にいる人が誰か思い出せなくても、話のできる人はうらやましい。すごいなと思う。 でも、そういう人はちょっと痛々しい。どこかで、この人、信用できないなと思っている自分がいることも否定できない。 |



