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開拓の余地ある国際空港
海外取材に出発の朝、東京はこの冬初めての雪になった。いつものように、家の近くのホテルからバスに2時間近くゆられて、成田空港に向かう。この「儀式」も、もう50回近くになろうか。
インターネットでチケット予約やチェックインが簡単に出来るようになったからだいぶ楽になったが、それでも、やっと空港に到着すると、預ける荷物が規定より重いとか、希望していた座席がないとか、カウンターで必ず不条理なひと悶着がある。最初は3キロオーバーといいながら、やりとりしているうちに結局はスーツケースの外側に入っていた袋物などガラクタを1キロ弱減らしただけでパスとなり、座席も最初はもういっぱいといっていた非常口前の広々とした席がとれたりする。何事も粘り強く会話をしながら交渉。日本の社会では普段あまり必要のないこういうことが、旅の快適性を左右する。日本の空港でさえこういうふうだから、海外ではますます重要になってくる。特に荷物に関しては、まさに「行きはよいよい、帰りは怖い」なのである。
レートのなるべくお得な銀行を探して、外貨を換金。機内の食事にたどりつけるまでは時間があるから、少し蕎麦で腹ごしらえ。さあ、そろそろ中に入ろうかというところまで、起床から5時間以上が経過している。やれやれ。

今回は、六本木ミッドタウンにある「ジカバー・ニッポン」が、北ウイング5階に新店をオープンさせたというお知らせをいただいていたので、出国手続きに入る前にちょっと寄ってみた。
同店は、日本全国の物づくりを現代のライフスタイルに合うかたちで提案している注目店。NPOと連携したネットワークで活動している会社が運営していて、社長は岡山県にある家具木工メーカーの2代目だ。
場所が分かりにくい所にあるのと、まだ知名度不足か、お客は誰もいなかったが、これまでのお土産物屋とは一味もふた味も違ういい雰囲気。ミッドタウン店のような充実した品揃えとはいかないが、日本手ぬぐいやおせんべいなど、海外への気軽なお土産にぴったりな小物から、日本通の人も納得するような質の高い工芸品が並ぶ。和菓子がいただけるカフェもある。

東京都の石原知事が、三宅一生、コムデギャルソンといった日本を代表するデザイナーの店を国際空港に作りたいと、先日、新聞紙上で発言していたが、こういう日本のクリエーションや技術の高さを表現した店が成田空港に出たのは、待ってましたという感じ。海外への買い物需要だけでなく、空港につきもののストレスも鎮めてくれる。
「駅なか」が発展した今日、次なる開拓チャネルとして、空港はもっと活用されてもいいと思う。
 2008/01/23 04:41  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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