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歌舞伎は娯楽の原点
歌舞伎座の「新春大歌舞伎」を楽しんだ。
連休中日の日曜日とあって、開場前の入り口付近は多くの人でごったがえしている。
開演までわずか30分しかないのに、お弁当の予約をしたり、立ち並ぶ売店を物色したり、ああ洗面所にも行かなきゃと、始まる前からせわしない。

今日の演目は、お正月らしく、雅楽にあわせた松・竹・梅の踊りに始まり、幸四郎と染五郎親子共演による「連獅子」(これは相当の体力が要求される。染五郎が若さいっぱいの舞いを披露)、歌舞伎十八番の「助六由縁江戸桜」と、ビジュアル的にもかなり華やか。
特に最後の「助六」は舞台が吉原だけあって、花魁たちの衣裳のあでやかなこと、変化に富んだ男役の衣裳のコントラストにも目を見張るものがあった。

舞台だけでなく、観客席や休憩時間も含めて、劇場全体の雰囲気が楽しめるのが、歌舞伎の楽しさ。
今日は3階席だったので、ほとんど花道が見えないのが残念だったが、1等席の2割弱の価格を考えれば、こういう席で頻繁に歌舞伎を観るというのも悪くない。
同じ舞台でも、観る場所によって全然違う見え方がするのだろう。
観客の装いも場所によって違っていて、1階や桟敷席はさすがにおめかしした着物姿が目につくが、3階ともなると皆カジュアル。
歌舞伎座で歌舞伎を見るのは、記憶にある限り、これで3回目。1年に1度位はまた来てみたい。

商業的にうまくオーガナイズされていて、何だかゆとりがない面もなきにしもあらずだが、そういう意味も含めて、日本の娯楽の原点がここにあると思う。
 2008/01/14 00:31  この記事のURL  /  コメント(3)  / トラックバック(0)

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