そろそろクリスマスカードを用意しなくてはいけない時季になった。
本当は年賀状同様、自分らしい手作りのものがいいと思うけど、そういう余裕もないので、ロフト、伊東屋、スパイラルマーケットといった、カードが充実している店に買いにいくことになる。
既にカード売場は、どこも大変な賑わい。ポップアップなどの立体的なデザインがぐんと増えた。オルゴール付き、レーザーカット、フェルトなどのおもしろい素材も、よりどりみどり。
クリスマスカードを送る相手、一人ひとりの顔を思い浮かべながら、あの人にはこれ、あの人にはこれというように選んでいく。

以前は、非常に伝統的なものか、あるいは子供っぽいものか両極端だったが、最近は洗練されたおしゃれなデザインが多彩になった。
ただ、そういうものはヨーロッパやアメリカからのインポート物が多い。
私の場合、国内の人たちには年賀状。クリスマスカードを送るのは海外宛だから、できれば日本のものを選びたい。
富士山や鶴のいかにも日本的なデザインというのではなく、日本のデザイナーのものとか、今の日本をあらわしているモダンなものが欲しいのだが、これが意外に少ないのだ。
外国人だって、私の友人は皆、日本には馴染みがある人ばかりだから、毎年、伝統的な和柄では飽きてしまうだろう。
今年、新生日本郵便が、アートディレクターの佐藤可士和さんを起用して、デザイン年賀なるものを何種類も売り出しているが、あれは年賀状よりクリスマスカードでやってほしかった。
欧米にとってクリスマスカードは、日本の年賀状と同じ役割。だから12月25日までと限定したものではなく、とくにヨーロッパでは年を明けてからカードが着いてもそんなに失礼なことではない。
クリスマスカードも年賀状も、クリスマスツリーも松飾りも、両方の習慣のある日本はこれから1ヶ月は大忙し。これから石が転がるように年の暮れへと向かっていくことを思うと、ああ風邪など引いていられない。