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素敵だなあと思う女性の一人に、Mさんがいる。 某外資系アパレル企業の広報をしている。 私より20歳も年下だが、最初会ったときから、すんなり懐に入ってきてくれたというか、こういう人って好きだなあと感じるものがあった。 広報やプレスといった人たちは、背中にそれぞれの企業やブランドを背負っているだけに、宣伝になることしか言わないという感じで、その人自身の考えや感じ方がまったく感じられない場合が多い。はっきりいって、慇懃無礼だなと感じることもある。 特に私のようなフリーランス、しかも別に有名でもない存在は、彼らにとってはあまりメリットがないから、それなりにあしらっておけばいいだろうというのが、時に見え見えだ。 Mさんは全然違う。 お酒を飲むのが大好きな彼女は、まだ新婚ほやほやで、ちょっと遠いところから通勤している。 今日の展示会でも、「きのうはまた飲んじゃって、1時間しか寝てない」なんて、会った途端に言われると、「さすが、若さね」と思わず気持ちがほぐれてしまう。 こういうふうに肩肘はらずに、自分自身をさらけ出せる人は魅力的だ。大人だと思う。 私は、自分の弱さや本音をオープンに出来る人が好きなので、そういう人に出会うと、男でも女でもグラッときてしまう。 特に女性は、いかに客観性を持っているかが大切だ。ちょっと俯瞰したところから、自分や自分の属している組織が見られる人。そういう人はよりよい人間関係を築いて、いい仕事をしてくことができる。 どんな仕事でも、基本はその人の人間性だとつくづく思う。 展示会会場のディスプレイに置かれていたヌード写真集。「あら」と、Mさんは笑いながら花を1輪、乗せていた。 |



