|
||
美容院、ネイルサロン、ヘッドスパ、アロママッサージ…。私は、ボディケアにまつわるあらゆる種類のサロンが好き。それぞれに理由はあるが、いうなれば一種の快楽消費。「罪の意識を感じるから行けない」という友人もいる。かなりの贅沢なことかもしれないが、時間と経済がゆるせば、私はもっと頻繁に通いたい(上野千鶴子的に言うと、こういうふうに体を触られるのは「介護」される時の予行練習)。 でも、本当に満足できるサロンというのは、そうあるものでない。ポイントカードがあるから、家の近くだからと、惰性で行ってしまっているのが現情だ。 海外に比べると日本のサロンはレベルが平均化しているとは思うが、それでも本当に一級のサービスを受けようと思うと、お金を惜しんでいてはだめだろう。いやそれ以上に、自分に合ったところを見つけるまでにかなりの労力を要す。 サロンでの満足というのは、店というより、担当してくれる個人の技術やセンスにかかっているのだが、その人が良くても、アシスタントがおバカだったりでイライラさせられたりする。また、せっかくいい人に出会って指名していても、いつのまにかその人が店を辞めてしまったりで、また一から出直しとなる。ふ〜っ。 今日は、一気に夏らしくなったところで、連休を前に(別にリゾートに行くわけではないが)、フットケア(ペディキュアから角質除去まで)とまつげパーマに行ってきた。 この両方を同時に3人がかりでやってくれたのだが、それでも合計2時間強。結構な時間である。ベッドに横たわってうつらうつら休んでいたものの、途中、スタッフの人たちの言動の無神経さが気に障り、落ち着かない。 丁寧であってもどこかずれた対応というものほど、神経を逆撫でするものはない。 もう乾いているから大丈夫ですよという言葉を疑わず、そのまま靴をはいて家に帰ると、何とペディキュアがよれてしまっているではないか。 これは伝えなきゃと早速(冷静に)電話するが、「やり直しにいらっしゃる時間はありませんか?」という返答。 そういうことじゃないんだよね。また2時間もかけてやり直す元気はどこにもない。 慎重さが足りなかった自分も悪いから、相手ばかりを責められない。でも、こういう時は、あの時間を返してといいたいほどの虚しさを感じるものだ。 サロンに行くのは、ストレス解消も大きな目的であるのに、こうしてストレスいっぱいで終わることも少なくないのだ。 サービス業に従事する人は、その専門技術はもちろんのこと、それ以上に相手(お客)の気持ちを思いやる想像力というものがいかに大事か。 特にお客の体に直接触れるサロン業務は、この辺の差が出てしまう。 ただ、そういう人間性は、教育されたからといって習得できるものではないだろう。 |




