ファッション業界も大変だが、飲食業界も大変だ。
昨今の原油・原料高がもろに響いているとはいえ、価格設定をそんなに高くするわけにもいかない。
しかも、こと食に関しては、安心・安全の提供が大切になっているし、消費者の舌が肥えているから、サービスも含めて質を落とすわけにはいかない。商売として成り立たせるのは相当の努力が要るだろう。
総合力とシステムを強みにしたチェーン展開か、家族経営の個店か、どちらかしかないのかも。

アトレ目黒の中に、「果実園」という昔ながらのフルーツパーラーがある。
2階のCDショップの奥にあるので、目立たない存在だが、ここはいつもお客さんでいっぱい。とくにランチの穴場だ。
パスタ、カレー、オムライス、サンドイッチなど、選べるメインディッシュに、フルーツ3品、サラダ、コーヒーや紅茶などの飲み物がついて、どれも1000円未満。800円台が中心だ。量もそこそこあって、しっかり腹ごしらえできる。
中高年の女性が多いが、男性客もちらほら。
今日、むしょうに果物が食べたくなった私は、フルーツサラダを注文した。果物8種のボリュームたっぷりの盛り合わせで、何と890円。1週間分のビタミンCを補給した気分になった。
季節の果物をふんだんに使ったおいしい手作りケーキも、飲み物とのセットで800円台。夜も確か、1500円前後でワイン付のディナーセットがいただける。
千B屋で気取ってフルーツパフェをいただくのもたまにはいいが、実を取るなら断然、「果実園」だ。
果物を食べたくなったら「果実園」へ。各種、濃厚な生ジュースだって、600円台でいただける。こんな店、今時、東京にそうない。
店中央のテーブルには、アボガド100円、さくらんぼ480円など、物販用の果物もいろいろ乗っている。
地域住民に愛されるのは、こういう日常的な店なのだろう。