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パリで目にしたECO
エコロジーには、さまざまな矛盾がつきものだ。
一つのファッションという面もなきにしもあらずだが、一時的なトレンドではなく、少なくともそれで気持ちいい生活ができたらいいんじゃないか。ということにしておきたい。

こういう動きをおしゃれにかたちにするのが、フランス。コンセプトをビジュアル化することに長けている国だとつくづく思う。
まず、導入から1年になるレンタル自転車のシステム「ベリブ」。パリ市内には1500か所、2万台が配備されているという。
レンタル自転車のみならず、自転車の専用道がきちんと整備されているところがすごい。
だいたい東京では、歩道を我が物顔で自転車が飛ばしていく。本当に危ないんだから。

これはいいアイデアだなと思ったのが、化粧品の紙製容器。プランタン百貨店のコスメ売場(自然系化粧品コーナー)には、こういう紙製容器を特徴にしたコスメブランドが2.3あった。
アイシャドウやチークカラーなどパウダー類に多く使われている。化粧ポーチに入れて持ち歩くにも、軽くて便利。
化粧品にはもう、大げさで立派な容器はいらない。

それにつけても思う。日本でなかなか改善されないのが、スーパーから排出される多くのプラスチック容器や包装。そういうもので1週間に1度の「燃えるごみ」はいっぱいになってしまう。
我が目黒区では、10月から資源とゴミの分け方・出し方がすごく細分化される。
燃えるゴミと燃えないゴミの判断も迷うことが多かったのに、こんなに細かく分けるのは慣れるまで大変だ。
その前に、食品関係に多いプラスチックの過剰包装をどうにかしてください!
 2008/09/22 11:20  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

ロンドン流通にショック
昨日、1週間強の海外取材から戻ってきた。
まだ真夏の日本にびっくりしたが、何と気持ちいいのだろう。やっぱり日本はいい。
ヨーロッパ時間の数倍の速度で片付けものをして、帰ってきたその日にヨガにもボディトリートメントにも行ってきた。こんなふうにサクサク用事が片付く日本という国に感謝!

今回もいろいろなことを体験し、感じて帰ってきたが、何しろフランスのインターネット環境の悪さで、日々新鮮なところで伝えることができなかったのが残念(うらみつらみを言い始めてたらきりがない)。
今さらリアルタイム風に振り返るのも変だし、そんなことやってられない忙しさなので、ここではほんのちょっと。

今回の海外取材で一番、刺激を受けたのは、ロンドンの流通である。
ロンドンはここ4,5年行ってなかった。幸いにも1ポンド200円という近年にない円高(残念ながら買物はほとんど出来なかったが)。パリから日帰り、とにかく具合の悪くなるほど歩き回った。
ファッションビジネス関係者が決まって行くオックスフォードストリートを、ざっと通して歩いた。いやあ、イギリスのハイストリートチェーン(低価格SPA)の戦いはすごい。

中でも一番ショックを受けたのは「PRIMARK」。下着や靴下など実用的なものは2ポンド、3ポンドで売っている(中には1ポンドも)。安くて有名な「H&M」のさらに半額という感じ。
とにかくものすごい物量と、ものすごい客数。
何しろ、コムデギャルソン+セレクトのコンセプトが話題の新しいファッションスポット、「ドーバーストリートマーケット」の次に行ったから、そのギャップはちょっとしたカルチャーショックだ。
日本のファッションビジネス関係者で、「PRIMARK」と「ドーバーストリートマーケット」の両方に行く人も珍しいだろう(ちょっと自慢)。

「PRIMARK」は、今までのただの安物屋ではない。売場は整頓されていて気持ちいい。
ウィンドゥディスプレイのセンスの良さは脱帽ものだった。
これ以上語る時間はないので、ここまで。さあ、山のような仕事を片付けなきゃ。


 2008/09/12 23:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

繊研新聞パリ支局訪問
繊研新聞がパリ支局を開局したというので、表敬訪問に行ってきた。
場所はギャラリー・ラファイエットやオペラから程近い、便利なところにある。新しく貸事務所集合用にリノベーションしたビルで、1階にはすべてのテナントに共通した受付があって、使いやすそう。

支局長に抜擢されたのは、同社のタブロイド紙「アッシュ」を創刊し、成功に導いた久保さん。もともと中途採用で業務(営業)出身の彼。同社の中では珍しく(?)ディレクター能力に長け、業界の人々とのネットワークや組織化を地道に進めてきた。
基本的に人が好きなのだと思う。人に興味のない人は、人も寄ってこない。

私も何をきっかけにお会いしたかは忘れたが、時々おきる難問を相談させていただいたりして、お世話になっている。一緒に仕事をしたことはあまりないが、いつも客観的かつクリアな助言をいただくので、私にとっては頼りになる兄貴分だ(年下だけど)。

社員を現地に派遣し、しかも現地採用のスタッフを採用し、支局を設置するというは、会社としてはものすごい英断だ。
社員一人を海外に、しかもパリに駐在させておくだけでもものすごい経費がかかるうえ、事務所を置くというのは家賃だけを考えてもすごいことだ。
日本国内のように思い通りに進まないこともあると思うが、久保さんなら大丈夫。
「郷に入れば郷に従え」(先日、シャネルのコラス社長がおっしゃっていた)の精神で、良い仕事をしていただきないと思う。
やること、やるべきことはたくさんあるに違いない。
私も細く長くだが20年にわたって、外部ライターとしてかかわらせていただいている立場として、陰ながら応援している


写真右側が久保さん、左は本社から出張中の総務部主任・楳沢さん、中央は現地採用で支局長をサポートする海江田尚子さん
 2008/09/04 23:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

いつも何かがおこる
朝5時起床。遠足前日の子供ではないけれど、出張前というのは神経が高ぶってあまり眠れない。フライト時間に乗り遅れる夢をよく見る私のこと、遅刻するのが恐怖なのである(小心者、というか時間がらみのプレッシャーに弱い)。
頭がボーっとしたまま、植物たちに水をやったり、最後までこまごま荷物を準備しているうちに、6時半。迎えにきてもらったタクシーに乗って、品川パシフィックホテルまで。そこで成田空港行きのバスに乗る。いつもは家の外を少し歩いて、タクシーを拾うのだが、早朝のこともあって不安だし、もしや雨だったら困るで、前もって予約しておいた。空港到着まで計2時間、5580円(タクシー代2280円+バス3000円)也。フ〜っ。

運よく、一番前の壁の前の座席が取れて、荷物重量もぎりぎりセーフだったので、ホッとして、外貨の換金へ。今日は久々にユーロが150円台に下がったが、レートは昨日のままで手数料混163円強。ポンドは200円強と、ここ数年ない円高傾向だ。
時間が充分あるので、各社カードゴールド会員専用のラウンジへ行ってみたが、ここはひどかった。飲み物がフリーというだけで、食べ物はないし(持ち込み不可)、PCが使いやすい環境にもなっていない。
気を取り直して、雑炊屋さんで軽く腹ごしらえ。頼んだメニューが売り切れというし、永遠15分待たされて、出てきたものはご飯だけがたくさん盛られたなんともお粗末なもの。ま、いいか。

パリまで12時間弱のフライトは以前に比べると、ずいぶん短く感じられるようになった。新聞各紙を読みまくり(日本の新聞はパリ在住友人へのお土産)、雑誌数冊に目を通し、持っていった文庫本も読み始めた。
映画はちょうど『セックス・エンド・ザ・シティ』をやっていた。飛行機の中で見るのに最適(?)。
CDG空港からはバスでリヨン駅、そこから満員のメトロで2駅。バスの乗り継ぎが悪くて30分近く待たされたあげく、夕方のラッシュアワーに巻き込まれる。小雨の中、スーツケースをひきずってホテルに到着。あんなに早起きしていつもより時間も早い便に乗ったのに、何だいつもとあんまり変わらないじゃないの。

ホテルに到着すると、ここでまた予感的中。
家族経営で行き届いた心遣いが好きで定宿にしているところなのだが、今春からオーナーが変わって、メールのやりとりなどで、ちょっと嫌な感じがしていたのだ。
私にとって、バスタブ付の部屋と、インターネットが無線で自由に使えることが必須で、その2点がいつも確保されていたから、ここを安心していつも予約していたのだが、到着するなり「バスタブの部屋はもういっぱい」などと言う(ぐっとこらえて、ここはフランス、これきしのことは日常茶飯事)
ドッと疲れが出て倒れそうになるのをおさえて、そんなはずはない、ちゃんとインターネットで何度も確認したと言って、パソコンを開けて見せると、ここから10分。あっちこっちホテルのPCの画面を見ながら、やっと1室、まだチェックインしていない人のバスタブ付き部屋と取り替えてくれた。
ちなみに今度のオーナーも英語がほとんど話せない。私のフランス語もさぞかし訓練されることだろう。

もう20年にわたって50回近くは来ているフランス。ストレスを回避するために最大限の努力をしているのに、いつもスムースに行くということがない。私のアドレナリンは何度急上昇することか。
そしていつもこう思い直す。いろいろなことが効率よくスムースに進むなんてことは、世界にはあまりないことなのだ。
何より予定通りに飛行機が飛び立ち、無事に目的地に着いたことを感謝したい。

楽あれば苦あり。苦があると必ず、いいことがあるのが旅というものなのである。


追記:今日は本当は9月6日。パリ滞在4日目にして、やっとインターネットの使える場所に出会った。遅ればせながらブログ更新。



 2008/09/02 23:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

海外出張はまず体力
しょっちゅう海外に行かれていいねと、よく言われる。もちろん、そう、その通りなのだが、経費を会社が全部出してくれる出張とは違うから、とにかくお金がかかる。先日、チップでさえ、いかに会社に請求しようかと考えている人がいることを知って驚いた。
縛りがない分、周りの人に気を使うことなく、1人で勝手に行動できる(常に誰かに頼っていては、新しい人や世界との出会いなどない、と断言できる)。

20年以上、定期的に海外取材に出かけてきた(自分自身に投資してきた)から、貯金はほとんどない。50歳にもなっても、こんなに自転車操業をしているという人も少ないだろう。養ってくれる人もいないし、将来の不安はかなりある。
その分、海外体験を通じて知り合った友人、異文化の体験や興味など、自分の中には他の何物にも代えることのできない財産が蓄積している。まさに仕事と遊び(好きなこと)が一体化しているからこそ、出来ることと言えよう。
私にとって海外に出ることは、もう習慣であり、生きていくうえで必要不可欠な要素になってしまった。

海外出張は、とにかく一に体力、二に体力。快適な環境を作る努力をして、いかに体力を維持するかにつきる。特に温度変化への対応がポイント。
食事以外はほとんど歩き続けているという具合だから、10日も海外に出ていると体力の限界に来る。
体力維持のための基本が睡眠と食事にあることも、海外で痛感することだ。
加えて、私の必須要素はお風呂。入浴剤を入れたバスタブにゆっくりつかり、一日の疲れを取ることができれば、次の日も活動することができる。時々、ホテルでどうしてもシャワーの部屋しかないときは、本当に落胆してしまう。ああ、私はやっぱり日本人なんだなあ。

今、成田に向かう飛行機の中にいる。今回の出張も無事守られて、いよいよ帰路についているというわけだ。
さあ、自宅にもどったら、洗濯物の山と仕事の山が待っている。
 2008/02/03 13:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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