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年末年始の映画
いいかげんにお正月気分から脱しなきゃいけないが、今日まではおゆるしを。
年末年始シリーズの最終回は、映画です。

・映画館で
『ブロークン・イングリッシュ』(恵比寿ガーデンシネマ)
ジョン・カサヴェデス(映画監督)とジーナ・ローランズ(女優)の娘、ゾエ・カサヴェデスの監督デビュー作というところに引かれ、あわただしい歳の瀬をちょっと抜け出して、家から10分弱の映画館へ。
NYで暮らす30代女性のリアルな日常という感じで、予想以上に普通。主役の2人が今風でチャーミング。

・以下、レンタルDVDで
『ジェーン・オースティンの読書クラブ』
友人知人など数人が集まり、同じ本を読んでの感想を言い合う「読書クラブ」なるものは、以前、ニューヨークにいる従姉の話で、その存在を知ったが、日本ではなぜかこういう「読書クラブ」って、あまり聞かないね。

『onceダブリンの街角で』
音楽を通して魂の交流ができる人たちってうらやましい。言葉をはるかに超えるものがある。

『4ヶ月、3週と2日』
80年代ルーマニアが舞台。悪名高いチャウエスクの顔が思い出されるような内容。
正月に最適の映画とは言いがたい。

『最高の人生の見つけ方』
いかにもアメリカ〜ンなお話。名優2人の味ある演技が支えている。原題は“The Bucket List”。

あと家には、TSUTAYAから借りてきた 『4分間のピアニスト』と『マリー・アントワネット』が待機している。いずれも見逃していたもの。
そうそう、『ディス・イズ・ボサノヴァ』も今度借りなくては。
今年もいい映画をたくさん観たいものです。
 2009/01/06 14:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

年末年始の読書
読書は好きだが、いわゆる読書家ではない。学生時代に比べると読書量はぐっと減っているし、そもそも速読しようとも思わない(仕事関係で読まなくてはいけないもの以外は)。
ましてや愛書家でも書籍蒐集家でもないから、本に囲まれて暮らしたいなどと思わない。本棚にずらり並べようという趣味はなく、なるべく場所をとらないものを選びたいとまで思っている。
四六版などのハードカバーより、文庫や新書版。新刊書より古書という選択をする。

この年末年始は、時間つぶしで立ち寄ったブックオフで購入した2冊の本を読んだ。
まず、江原啓之&茂木健一郎『偶有性幸福論』(ぴあ発行・エンジン01新書)。定価800円が600円(2008年発行だからこの程度の安さで仕方ないか)。
何が起こっても(例えば、いよいよ一文無しになるとか、天災がふりかかるとか、病気になるとか)、果たして自分は、その変化を楽しめることができるか…。
そして、大晦日から2日にかけて読んだのは、村松知視『ヤスケンの海』(幻冬舎)。定価1600円なのに、100円(税込み105円)の棚にあった。同店にとって価格は本の内容に比例しないから、こういう掘り出し物に会える。これはおもしろくてぐいぐい読んだ。

私にとって読書をするのに最適な場所は、海外に行く飛行機の中。
普段は長距離移動することも少ないので、読書をするのは就寝前のベッドの中が中心。日中はソファに腰掛けて優雅に読書という時間を過ごすことができないたちだ。
ベッドの横には読みかけの本やら、英語やフランス語の単語を覚えるための本など、いろいろなものが積んであるが、すぐ眠くなって寝てしまうので、読書時間も少ない。
したがって、昨秋買った以下の本も全然進まない。

・マハトマ・ガンジー『ガンジー自伝』(中公文庫)
・シモーヌ・ド・ボーヴォワール『老い』上・下(人文書院)

いずれもインターネットで検索して購入した。いずれも古書。特に下の『老い』などは現在出版されていないから、リストから価格と状態を考え合わせて選んだ。欲しいと思ったときにすぐに購入できる。
世の中、便利になったものだ。

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 2009/01/05 13:59  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

年末年始のテレビ番組
あけましておめでとうございます。今年もご愛読いただけるとうれしいです。
12月はすっかり更新をさぼってしまった(というより、そういう気分にあまりなれず)。
今年はもうちょっと切り口をどうにかしたいと思っているのですが、どうなることやら。

とりあえず、年末年始のネタから行ってみよう。
相変わらず、どうしようもなく安直な番組ばかりのテレビだが、中にはこれはというものもいくつかあった。いずれも時間をかけて丁寧に作られている。

●12月30日NHK13:05〜「HV特集・京都丸竹夷にない小路」
ドラマとドキュメンタリーをミックスさせた、NHKお得意の手法。
京都の古い町屋に住む若いクリエイターたちの様子がおもしろかった。
町屋活性化の活動が始まって20年も経たないと記憶しているが、すっかり定着したことが感慨深い。
京都の街は碁盤の目状で分かりやすいと言われるが、私は何度行っても迷ってしまう。今度、名前のない路地「小路(こうじ)」をふらふら歩いてみたい。

●1月2日NHK教育22:00〜「知るを楽しむ特別選『瀬戸内寂聴が語る―源氏物語の男君たち』」
源氏物語も瀬戸内寂聴に語らせると、うんと身近な人間ドラマになる。それにしても、あれだけ女の人を求めてやまない光源氏のエネルギーというか、器って、すごい
この間、久米宏が司会をやっている民放の番組に出演していた瀬戸内寂聴さん。出家の理由を聞かれて、「今思うと、更年期だったからかも」と答えているのには笑った。

●1月3日日本テレビ20:54「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎〜篤姫はなぜ上野の山に眠るのか〜」
篤姫云々のタイトルはいかにも人気便乗だが、番組の要は「陰陽道」である。日本の多くの伝統行事も、徳川将軍たちの埋葬についても、これにのっとっていることが分かりやすく説明されていた。神道と仏教、そして陰陽道の3本柱が日本の風習に欠かせないものらしい。
「陰陽道」とは中国の陰陽五行説を日本風に発展させたもので、西洋占星術とも近いものがあるかも。
2時間強の番組の最後の部分が、たけしの伊勢神宮参拝。あまりの美しさに、私も伊勢神宮に行ってみたくなった(たけしも言っていたが、今年は参拝者が増えるだろう)。

この裏では、昨年私がブログにも書いた「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを取り続けた男」が再放送(NHK教育)。ATP賞(?)グランプリを取ったらしい。

これを書いている今、NHK教育テレビでは、ETV特集「吉本隆明語る」をやっている。
 2009/01/04 23:27  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

やっと『ペルセポリス』
ずっと観たかった映画をやっと観た。『ペルセポリス』(2007年フランス映画)。
イラン出身のマルジャン・サラトピ(原作・監督・脚本)の自伝的作品。

TSUTAYAに行くたびに探していたのに、どうしても見つからなかったのだが、今日やっと店の人に聞いて、その理由が判明。アニメのフロアに置いてあったのだ。
そうか、確かにアニメはアニメだが、通常のアニメ映画を想像したら驚くはず。特に日本のアニメとはだいぶ趣が異なる。
ほとんどモノクロなのだが、絵がかわいいし、本当に豊か。立体的で美しい。

ここのところ、心身共に疲れていた私を元気にさせてくれる映画だった。
主人公マルジの両親もすばらしいが、おばあさんが魅力的。画面からジャスミンが薫ってきそう(観てのお楽しみ)。
生きるための深いメッセージがここにはある。

 2008/12/04 23:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

「大琳派展」最終日
大好評の「大琳派展」。行きたい、行きたいと思っているうちに、ついに最終日になってしまった。
今日は午後から友人の演奏会があったので、その前に走りこんできた。

上野まで行くのも遠いが、駅からも結構歩く。国立博物館に到着したと思ったら、そこからがまた歩く。そして入場するのにまた時間が。
(運よく5分位しか並ばなかった。これと同じことを最近経験したなと思ったら、そうだ、原宿の「H&M」。銀座に比べると予想以上にすんなり入れてびっくり)

最終日の日曜日、会場の混雑は予想していたが、やっぱりすごかった。
とにかく正味30分弱しかないから(「大琳派展」を30分で見ようというのも我ながらすごい)、小品はスキップ。大きな作品のみに絞ることにした。人だかりの頭の山の上から、作品をのぞきこみながら移動するという感じ。

こんなあわただしい見方をしてもったいなかったが、でも、やっぱり行って良かった。
日本の伝統的な美術の、真髄のようなものに触れることができた。
動物を描いたものもダイナミックでよかったが、四季の自然をあらわしたものが、本当に繊細で美しい。
そこに吹く風、空気の動きを感じさせるものにとくに引かれた。
世襲ではなく、時代を超えていろいろな人が継承してきた「琳派」という世界には、普遍的な魅力がある。

題材が題材だけに外国人の割合も多かったが、とくに今回は、全体的に熱心に鑑賞しているインテリ層が多かったように思う。
日本人は皆、本当にお勉強好きだとつくづく思う。
今が、日本の伝統的なものを見直すのに絶好のタイミングだったこともあるだろう。
でも、これだけ同国の人が集中的に詰め掛けるというのは、海外ではそうないように思う。
それにしても、この展覧会はもう一度ゆっくり観てみたい。

 2008/11/16 23:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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