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ストールが離せない
また、一つ、元気に年を重ねることができた。
しゃれではないが、加齢のネックとなるのが、首回り。首から肩にかけての冷えに敏感になる。
真夏でも肩ひも1本のキャミソールで寝るなんてことはできなくなった。
冬になると、タートルネックを毎日のように着るようになった。

年間を通して重宝するのが、大判のストールだ。夏でも、肌ざわりのいいウールが一番活躍する。
旅にも欠かせない。飛行機や電車の中でも、冷房のきつい時などに、さっと取り出せば優しく体を温めてくれる。

一昨日、ワードローブにまた1枚、新しいストールが加わった。
同級生のMさんの展覧会で見つけた、濃色の市松模様。素材は、ちょうど欲しいなと思っていたウールガーゼだ。
この色柄の選択肢はいつもの私には珍しいが、実際に肩にかけて鏡をのぞきこんでみると、しっくりくるものがあった。
染色から織りまで一人で作られるものには、既製の商品とはまったく異なる味わいがある。
http://www.quiet.co.jp/oriko-okinu/

私が持っている中でも、出番の多いストールを紹介しよう。
下側の2枚は、もう5年位前にパリで買ったものだが、何にでも合うので本当に便利。何度も手洗いを繰り返し、毛玉がたくさんできているが、この先もずっと活躍してくれそう。
特に、鈍いスパンコールの刺繍が全面にあしらわれた「アンティック・バティック」のグレーのストールは、私の定番だ。
左上の白とグレーのジャガードニットは、大好きな靴下ブランド「アンティパスト」の今季もの。最近は靴下だけでなく、それ以外の小物やウエアも幅広く手掛けている。
そして、右上の市松模様が、友人作(実物はもっと色がきれい)。たくさんの色が使われているが、濃色の落ち着いたトーンでまとめられているので、合わせるものをあまり選ばない。

この冬も、ジャケットやコートと合わせて、これらのストールが大活躍するだろう。

 2008/11/03 18:56  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

巨大な藁の家
昨夜は新宿歌舞伎町のビル内で、「シアタープロダクツ」のコレクション。コレクション(ファッションショー)というより、ライブショーかな。
15分遅れて会場に入ろうとすると、コマ劇場の辺りには、業界人や一般ファンたち(一般の人たちに有料チケットを販売)による長蛇の列。こういう行列もパフォーマンスの一つとして計算しているようなブランドだ。日本のコレクションとしては珍しく、30分以上遅れて開演。

ライブハウスに作られた舞台には、藁の家。何か、最近これとよく似たのを見たなと思ったら、そう思い出した。
パリで開かれたインテリアの見本市「メゾン・エ・オブジェ」のトレンドコーナーにも、巨大な藁の家が建てられていた。
藁の匂いがぷ〜んとした。さすが農業国フランス、これだけの藁を手配するなんて容易いのだろう。
昨夜は客席の正面2番目に座ったが、藁の匂いはほとんどとしなかった。

「シアタープロダクツ」の2009春夏テーマは、ずばり「カントリー」。
日に焼けて色のあせたようなプリント、古臭い感じのレースやフリルがついたドレス。
19世紀から20世紀初頭のアメリカ南部の田舎町を思わせるような雰囲気の服が、楽団の楽しい音楽や歌に乗って次々に登場する。
もちろんこのブランドらしい独特のひねりが入って、かわいい。
前シーズンのシンディ・ローパーの歌に乗せた80年代調は、ちょっとどうかと思ったが、今回は「シアタープロダクツ」らしいいいコレクションに仕上がっていた。
これを着こなすのは、若い人でもかなりの上級センスが必要だろうが。

今回のショーの演出の目玉となっていたのが、女性ヴォーカルのすばらしい歌声。これまた、どこかで聴いたことあるけれど…。
後でプログラムに「エゴ・ラッピン」という名前を見つけ、納得した。
数年前、フランスから初めて来日した友人が、「東京のライブハウスでいい歌手を見つけたよ」と言って、教えてくれた歌手。思いがけない再会となった。
雨の中、がんばって行って良かった。
 2008/09/20 22:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

来年も続くレギンス
今年も街にはレギンス姿があふれているが、来年の春夏もまだまだレギンス人気が続きそう。

昨日のぞいた09SSグンゼの総合展示会では、ますますレギンスが充実していた。
デザインバリエーションが広がっていて、色や柄やディテールの変化だけでなく、テクスチャーも幅広い。
夏にレギンスは暑い!のが実感だが、夏用の涼感素材もあったりする。

レギンスというとカジュアルなスタイルがお決まりだが、エレガンス派の支持も広げそう。神田うのプロデュースの「トゥシェ」にも、初めてレギンスが登場していた。

正直言ってあまりレギンスが好きになれない私だが、こんなに選択肢があれば、自分らしい着方ができるかも。
服のテイストの幅だけ、レギンスの種類もあるというほどの勢い。

それにしても、インナーにしても靴下にしても、グンゼの製品というのは、すごい。
量販商品だからといって、手を抜いたりしない。
品質や機能はばっちり、しかもほとんどが国産で、価格が手頃。国産メーカーの「良心」を感じさせる企業だ。


 2008/09/18 12:18  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

JFW09S/Sスタート
東京コレクションウィークが始まった。

初日幕明けは、「ミントデザインズ」。東京ミッドタウン外のウッドテラスに設けられた会場は、蒸し暑さでむんむん。
雨の日をテーマ?に、かわいいレインコート、傘、長靴姿のランウエイ。

「ミキオ・サカベ」「モトナリ・オノ」と、前シーズンデビューした若手実力デザイナーは、点数は少なく、15分でショーは終了。それぞれ表現したいものを絞り込んでいて、かえって好感が持てた。

春夏というシーズン性か、ファッション不況への対応策か、全体的に実際に着ることを考えたリアルクローズが多い。

 2008/09/01 21:43  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

中年、今に生きよ
最近、街を歩いても、欲しいと思う服があまりない。しめしめと思う。
職業柄とはいえ、数十年来、蓄積している服や各服飾雑貨に加え、毎シーズン、新しいものをいろいろ買ってきた。
収納するスペースはないし、それ以上にお金もないから、節約するには絶好の機会だ。
ちょうど今から10数年前もこういう時期があったと記憶している。ファッションの流れが、装飾性重視からベーシックで保守的なベクトルに振れると、私は購買意欲が落ちるたちのようで、今はそのサイクルに来ているようだ。

そうでなくても、40代、いや50代になると、服をあまり買わなくなる人が多いようだ。
ファッションビジネスにかかわる仕事をしていても、皆、守りに入る。
これまでに有り余るほどファッションには消費してきたから、厭きがきたという人もいるだろう。もう違う方にお金を使いたいという気持ちもよく分かる。
ところが、ここに落とし穴がある。本人は工夫して着こなしているつもりでも、古い服は古い服。一目で分かる。
そういう人たちは、なぜか一様に、メイクもヘアスタイルも昔のままというのが多い。
つまり、時間が止まっているのだ。

以前のブログで触れたように、この私も5年前のものは当たり前、10年前、15年前のものだって平気で着る。シーズンごとに使い捨てという感覚が全く無い。
本当のファッション好きなら理解してもらえると思うけど、基本的に古いもの好き。愛着のあるものはどんなに古いものでも捨てられない、捨てたくないのだ。
ただ、ここに鉄則がある。古い服(自分のタンスの中で肥やしになっている古着、また古着屋さんで買ったものの両方とも)というのは、必ず新しいものと組み合わせて着ること。それを最初に買った時とは違う着こなしをする、今の気分に合わせることが大切なのだ。

私は決してファッションの浪費に賛同しているわけではない。単なる「流行」に追随しているような人は好きになれない。
ただ、新しいものを消費することに罪悪感を覚える今の時代だからこそ、ファッションはそんなに悪者ではないよと言いたい。
ファッションというのは生きるエネルギーそのものであり、その時代のファッションを自分らしく(ここがポイント)取り入れることはその時代を生きるということであると思う。
 2008/08/05 22:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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