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「2007年問題」という言い方はさすがにしなくなったが、団塊世代の大量退職が続いている。私の周りでも、お世話になった方々が、次々に定年退職をされる。 ある寂しさと共に、10年後は自分たち世代かと、焦りが強まる。 「長年のお勤め、お疲れ様でした」という思いを込めて、お世話になった方へ何か感謝の気持ちを差し上げたいと思う。ところが、適当なものがなかなか見つからない。 世の中は、女性への贈り物については、モノも提案もあふれているが、男性への贈り物というのはそうあるものではないのだ。 方々、売場を見て回っても、男性物というのは大抵がオンタイム向け。これから自分のプライベートな生活を楽しんでください、という思いを伝えたいのに、目につくのはビジネス需要ばかり。 余程親しい間柄なら別だが、男性への贈りものというのは、本当に難しい。 ましてや、60歳の男性が喜んでいただけそうなものを見つけるのは困難だ。 あくまで仕事で親しくさせていただいた感謝の気持ちだから、予算的には、5000円から1万円の間。 まず、ワインやお酒というのは妥当な線だろう。でも、お酒をまったく飲まない方もいる。 では、会社を去るその日にお花? 欧米と違って、日本では女性から男性へのお花の贈り物はゆるされるとして、会社にいきなり花束というのが迷惑な場合もある。最近では顧問など役職を変えて会社に残る人もいるから、「退職」のラインがあいまいな場合も多い。 ゴルフ好きの人は多いので、それに関連するもので何かないかと思うが、1万円以下という予算枠、その人の好みにあまり左右されないものとなると…。 まさか、アンダーウエアを贈るわけにもいかないし、困ったなあ。 とびきりおしゃれな人や趣味人なら、まだ考えやすいだろう。普通の60歳のオジサマ方が喜んでいただけるものって、本当に難しい。 ファッションビジネス業界、流通関係の皆さん、この市場は完全に隙間ですよ。 |



