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ずっと気になっていたことがある。 下着や化粧品など、女性の体に密着した分野のメーカーが、若い頃の体あるいは肌を理想として、それに近づけることを奨励するようなやり方だ。 人の体は年齢とともに変化する。これはどうしようもない事実だが、要はこの変化をどうとらえるか、ネガティブにとらえるのか、ポジティブにとらえるのかということだ。 某下着メーカー研究所の所長は、「加齢によって衰えた体を、若い時のきれいな体に近づけるのが良い下着」と、いつも力説しているが、私はいつも苦々しく聞いている。その講演を聴いている若い女性たちから「ひどい…」という声がもれているのを、私は聞き逃さない。 正直に言おう。私は更年期の真っ最中、50歳になるが、今の自分の体が一番好きだ。「体」というところは「自分自身」に置き換えられるかもしれない。30代や20代、過去の自分に戻りたいと思ったことなんて、一度もない。10歳若く見られるのはうれしいが、10歳前にもどるなんて願い下げだ。 コンプレックスの塊みたいな自分だから、もちろん気に入らないところはたくさんあるが、それでも自分の体は愛おしい。いや、常に自分の体を愛していられるように、努力している。現在の自分(体)が愛せなくては、生きていくことなんてできないんじゃないだろうか。 私が美しいと思うのは、心身ともに鍛えられた体だ。スポーツ選手の肉体は一方で病に近いところもあるが、美しいのは何もしない「ありのままの体」ではなくて、日頃から努力していながらそれを感じさせない体。作為を感じさせない作為に美を感じる。そういう意味から、このブログも「アンチエイジング日記」という題をつけた。 この高齢化社会の時代、幸せに生きるために、加齢に対する考え方を変えていく必要があるとつくづく思う。特に、日本の男性の皆様、女性の美に対するキャパシティがあまりに狭すぎませんか。 |



