
スポーツ関連の巨大展示会「ispo」を見がてら、パリから1泊2日でミュンヘンに行ってきた。
デュッセルドルフは何度かあるが、それ以外のドイツの都市は初めて。
フランスやイタリアなどの西欧とは明らかに異なる雰囲気が漂っている。
ユーロ通貨が共通化し、これだけグローバルな時代になっても、やはりその土地に伝わる伝統や文化というものは、そう簡単には消えないものだ。
フランスでは労働者階級が飲むようなビールも、ここドイツではお酒の中でも一番人気。ベッド周りの寝具を例にとってみても、ここドイツは毛布文化ではなく、日本に近い布団文化だ。
徒歩で回れる範囲の街には、百貨店がたくさんあるのに、婦人服売場はどこもコンサバなミセス向きばかりで退屈。
おもしろかったのは、専門店だけではなく、どの百貨店や大型専門店にも、アルプスのハイジが着るようなワンピースやチロルジャケットなど、民族衣装の売場が必ずあったことだ。日本の百貨店に着物売場があるようなものだろう。
ファッションは刺激がないなあと思っていたら、かつて大司教の宮殿だったところを再開発して数年前にオープンしたというショッピングセンターにたどり着いた。

この一角に日本の「MUJI(無印良品)」も入っている。
ただ、魅力的な婦人服ブティックをのぞくと、どこもフランスやイタリアなどからのインポートのセレクトショップ。
かつての「ジル・サンダー」のような魅力的なデザイナーブランドは、最近はあまり登場していない。
でも、各種展示会を見ると、ドイツには魅力的なメーカーやブランドが少なくないので、もしかしたら国内中心ではなくて、方々に輸出されているのだろう。
SPA系のチェーン店は多くあるが、時代を先取りした高感度な業態開発という意味では、やはりベルリンか。
ここミュンヘンは、伝統のドイツを楽しむところかもしれない。