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今年も多くの年賀状をいただいた。 普段、仕事でお世話になっている方々、もう年賀状だけのやりとりになってしまった方々とさまざまだが、何も近況が書かれていないものでも、それぞれに元気で活躍していることが分かってうれしい。 そんな中で、いつもとびきり刺激的なハガキを下さるのがMさんだ。 10年以上前に出した本の取材でお世話になった方で、確か私の父と同じ85歳。 もともと絵描きだが、戦後のある時期には新聞記者も務めた、博学の人。 昔の新聞記者らしいインテリヤクザぶり(おっと失礼!)を、今も発揮している。 今日いただいたハガキはこんなふうだ。 「(略)『まだ自分の中に…』の文面、よく分かります。私は毎日、天才になるために、下手なお絵かきです。あなたには、パウロになってほしい。私は、ユダで充分。殺陣の先頭にいるあなたに、男のシットです。」 これは、「フリーランスで仕事をするようになって20年。まだまだ自分の中に消化されないエネルギーがあることを感じます」と書いた、私の年賀状に応えてくださったものだ。 「もっと仕事がしたい、もっと書きたい」という叫びを、こういうふうに受け取って返してくださる。 この人はいつも、こうやって女を育ててきた。 自分の仕事を理解してくれる人が少ないと嘆くのはやめよう。 普段会うことはなくても、遠いところからこうやって刺激を与えてくださる方がいることへの感謝を胸に、今年もがんばろうと思った。 |



