昨夜は新宿歌舞伎町のビル内で、「シアタープロダクツ」のコレクション。コレクション(ファッションショー)というより、ライブショーかな。
15分遅れて会場に入ろうとすると、コマ劇場の辺りには、業界人や一般ファンたち(一般の人たちに有料チケットを販売)による長蛇の列。こういう行列もパフォーマンスの一つとして計算しているようなブランドだ。日本のコレクションとしては珍しく、30分以上遅れて開演。
ライブハウスに作られた舞台には、藁の家。何か、最近これとよく似たのを見たなと思ったら、そう思い出した。

パリで開かれたインテリアの見本市「メゾン・エ・オブジェ」のトレンドコーナーにも、巨大な藁の家が建てられていた。
藁の匂いがぷ〜んとした。さすが農業国フランス、これだけの藁を手配するなんて容易いのだろう。
昨夜は客席の正面2番目に座ったが、藁の匂いはほとんどとしなかった。

「シアタープロダクツ」の2009春夏テーマは、ずばり「カントリー」。
日に焼けて色のあせたようなプリント、古臭い感じのレースやフリルがついたドレス。
19世紀から20世紀初頭のアメリカ南部の田舎町を思わせるような雰囲気の服が、楽団の楽しい音楽や歌に乗って次々に登場する。
もちろんこのブランドらしい独特のひねりが入って、かわいい。
前シーズンのシンディ・ローパーの歌に乗せた80年代調は、ちょっとどうかと思ったが、今回は「シアタープロダクツ」らしいいいコレクションに仕上がっていた。
これを着こなすのは、若い人でもかなりの上級センスが必要だろうが。
今回のショーの演出の目玉となっていたのが、女性ヴォーカルのすばらしい歌声。これまた、どこかで聴いたことあるけれど…。
後でプログラムに「エゴ・ラッピン」という名前を見つけ、納得した。
数年前、フランスから初めて来日した友人が、「東京のライブハウスでいい歌手を見つけたよ」と言って、教えてくれた歌手。思いがけない再会となった。
雨の中、がんばって行って良かった。