銀座7丁目の行列
銀座がものすごいことになっている。
13日にオープンした「H&M」の入店を待つ人の行列が、新橋方面へえんえんと続いているのだ。

「1時間半待ち」の行列に加わっていられないので、取材の特別枠で入店させてもらった。パリ、ロンドンの店舗を見ているだけで、「H&M」日本上陸のレポートを書くわけにはいかないからだ。

海外から比べるといかにも狭い店内に、押し合いへし合い。
バギーに赤ちゃんを乗せた若いお母さん、地方からはるばるやってきたような60代主婦の2人連れも右往左往している。

対象は何でもいいのだろう。たまたま外国の服のブランドだったが、これがお菓子でもいい。人々は、とにかく一瞬でも夢を見せてくれるものが欲しいのだ。
完全に観光スポット化している外資系SPAチェーンを目の当たりにした。

11月初旬の原宿店オープンも迫っている。年内は業界も「H&M」の話題で持ちきりに違いない。

 2008/09/25 23:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


パリで目にしたECO
エコロジーには、さまざまな矛盾がつきものだ。
一つのファッションという面もなきにしもあらずだが、一時的なトレンドではなく、少なくともそれで気持ちいい生活ができたらいいんじゃないか。ということにしておきたい。

こういう動きをおしゃれにかたちにするのが、フランス。コンセプトをビジュアル化することに長けている国だとつくづく思う。
まず、導入から1年になるレンタル自転車のシステム「ベリブ」。パリ市内には1500か所、2万台が配備されているという。
レンタル自転車のみならず、自転車の専用道がきちんと整備されているところがすごい。
だいたい東京では、歩道を我が物顔で自転車が飛ばしていく。本当に危ないんだから。

これはいいアイデアだなと思ったのが、化粧品の紙製容器。プランタン百貨店のコスメ売場(自然系化粧品コーナー)には、こういう紙製容器を特徴にしたコスメブランドが2.3あった。
アイシャドウやチークカラーなどパウダー類に多く使われている。化粧ポーチに入れて持ち歩くにも、軽くて便利。
化粧品にはもう、大げさで立派な容器はいらない。

それにつけても思う。日本でなかなか改善されないのが、スーパーから排出される多くのプラスチック容器や包装。そういうもので1週間に1度の「燃えるごみ」はいっぱいになってしまう。
我が目黒区では、10月から資源とゴミの分け方・出し方がすごく細分化される。
燃えるゴミと燃えないゴミの判断も迷うことが多かったのに、こんなに細かく分けるのは慣れるまで大変だ。
その前に、食品関係に多いプラスチックの過剰包装をどうにかしてください!
 2008/09/22 11:20  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)


巨大な藁の家
昨夜は新宿歌舞伎町のビル内で、「シアタープロダクツ」のコレクション。コレクション(ファッションショー)というより、ライブショーかな。
15分遅れて会場に入ろうとすると、コマ劇場の辺りには、業界人や一般ファンたち(一般の人たちに有料チケットを販売)による長蛇の列。こういう行列もパフォーマンスの一つとして計算しているようなブランドだ。日本のコレクションとしては珍しく、30分以上遅れて開演。

ライブハウスに作られた舞台には、藁の家。何か、最近これとよく似たのを見たなと思ったら、そう思い出した。
パリで開かれたインテリアの見本市「メゾン・エ・オブジェ」のトレンドコーナーにも、巨大な藁の家が建てられていた。
藁の匂いがぷ〜んとした。さすが農業国フランス、これだけの藁を手配するなんて容易いのだろう。
昨夜は客席の正面2番目に座ったが、藁の匂いはほとんどとしなかった。

「シアタープロダクツ」の2009春夏テーマは、ずばり「カントリー」。
日に焼けて色のあせたようなプリント、古臭い感じのレースやフリルがついたドレス。
19世紀から20世紀初頭のアメリカ南部の田舎町を思わせるような雰囲気の服が、楽団の楽しい音楽や歌に乗って次々に登場する。
もちろんこのブランドらしい独特のひねりが入って、かわいい。
前シーズンのシンディ・ローパーの歌に乗せた80年代調は、ちょっとどうかと思ったが、今回は「シアタープロダクツ」らしいいいコレクションに仕上がっていた。
これを着こなすのは、若い人でもかなりの上級センスが必要だろうが。

今回のショーの演出の目玉となっていたのが、女性ヴォーカルのすばらしい歌声。これまた、どこかで聴いたことあるけれど…。
後でプログラムに「エゴ・ラッピン」という名前を見つけ、納得した。
数年前、フランスから初めて来日した友人が、「東京のライブハウスでいい歌手を見つけたよ」と言って、教えてくれた歌手。思いがけない再会となった。
雨の中、がんばって行って良かった。
 2008/09/20 22:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


来年も続くレギンス
今年も街にはレギンス姿があふれているが、来年の春夏もまだまだレギンス人気が続きそう。

昨日のぞいた09SSグンゼの総合展示会では、ますますレギンスが充実していた。
デザインバリエーションが広がっていて、色や柄やディテールの変化だけでなく、テクスチャーも幅広い。
夏にレギンスは暑い!のが実感だが、夏用の涼感素材もあったりする。

レギンスというとカジュアルなスタイルがお決まりだが、エレガンス派の支持も広げそう。神田うのプロデュースの「トゥシェ」にも、初めてレギンスが登場していた。

正直言ってあまりレギンスが好きになれない私だが、こんなに選択肢があれば、自分らしい着方ができるかも。
服のテイストの幅だけ、レギンスの種類もあるというほどの勢い。

それにしても、インナーにしても靴下にしても、グンゼの製品というのは、すごい。
量販商品だからといって、手を抜いたりしない。
品質や機能はばっちり、しかもほとんどが国産で、価格が手頃。国産メーカーの「良心」を感じさせる企業だ。


 2008/09/18 12:18  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


ロンドン流通にショック
昨日、1週間強の海外取材から戻ってきた。
まだ真夏の日本にびっくりしたが、何と気持ちいいのだろう。やっぱり日本はいい。
ヨーロッパ時間の数倍の速度で片付けものをして、帰ってきたその日にヨガにもボディトリートメントにも行ってきた。こんなふうにサクサク用事が片付く日本という国に感謝!

今回もいろいろなことを体験し、感じて帰ってきたが、何しろフランスのインターネット環境の悪さで、日々新鮮なところで伝えることができなかったのが残念(うらみつらみを言い始めてたらきりがない)。
今さらリアルタイム風に振り返るのも変だし、そんなことやってられない忙しさなので、ここではほんのちょっと。

今回の海外取材で一番、刺激を受けたのは、ロンドンの流通である。
ロンドンはここ4,5年行ってなかった。幸いにも1ポンド200円という近年にない円高(残念ながら買物はほとんど出来なかったが)。パリから日帰り、とにかく具合の悪くなるほど歩き回った。
ファッションビジネス関係者が決まって行くオックスフォードストリートを、ざっと通して歩いた。いやあ、イギリスのハイストリートチェーン(低価格SPA)の戦いはすごい。

中でも一番ショックを受けたのは「PRIMARK」。下着や靴下など実用的なものは2ポンド、3ポンドで売っている(中には1ポンドも)。安くて有名な「H&M」のさらに半額という感じ。
とにかくものすごい物量と、ものすごい客数。
何しろ、コムデギャルソン+セレクトのコンセプトが話題の新しいファッションスポット、「ドーバーストリートマーケット」の次に行ったから、そのギャップはちょっとしたカルチャーショックだ。
日本のファッションビジネス関係者で、「PRIMARK」と「ドーバーストリートマーケット」の両方に行く人も珍しいだろう(ちょっと自慢)。

「PRIMARK」は、今までのただの安物屋ではない。売場は整頓されていて気持ちいい。
ウィンドゥディスプレイのセンスの良さは脱帽ものだった。
これ以上語る時間はないので、ここまで。さあ、山のような仕事を片付けなきゃ。


 2008/09/12 23:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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