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「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その8」
「最近胸に残っている言葉」

 半年以上前になりますが、商社さんの担当者からこんなご意見をいただきました。
「先生、高くても売れるものを作ってください。このままじゃ制服ビジネスの
明るい未来は想像がつきません」
 数日前に海外出張から戻ったばかりという商社の営業マンの話によると、以前は
空港から1時間30分だった中国の縫製工場が、発注元であるユニフォームメーカーさん
の希望価格に合わなくなった為、安い労働力を求めて更に奥地へと3時間。
ガタガタの舗装されていない山道を通って工場に通い、やっと安定してきたと思ったら
もっと安く作れないかと言われて別の国へ飛行機で○時間・・・。
「中国だったら納期がギリギリになっても、最悪ハンドキャリーで持って帰って
来ることもできたけれど、もうそのリクエストにも答えられない・・・」

 中国も都市部を中心に年々人件費が上がっています。中国よりも更に安い
人件費で生産コストを押さえようと、アジア圏を中心にした新たな生産ラインの
開拓が活発になっています。

 最近は、合繊も天然繊維も価格が上昇していてます。工賃を抑えても原材料が
値上がりをしたのでは製品価格を抑えることは容易ではありません。
これはユニフォーム業界に限らず、様々な分野の商品や産業で起こっている現象です。
資源不足に加えて、先進国を中心とした原料の調達合戦や、バイオ燃料の開発や、
異常気象などの様々な要因で様々な原料と製品が値上がりし始めているのです。
ユニフォーム業界にとっては原油価格の高騰は最もシビアな問題で、アジア圏を
中心とした素材の現地生産・現地調達の頻度が高まり、日本国内の素材関連各社
(機屋さん、染工場さん、加工場さんなど)の衰退につながるのではないかと懸念
されます。

 こんな時だからこそ、前出の商社さんの営業マンの方の言葉が思い出されます。
「高くても売れるものをつくる」とは、高価な制服を作れという意味ではなく、
「今の制服より安くなりますから買って下さい」ではないものづくり。
今こそ、新しいアイデアと技術によって業界の活性化を図る時が来たのではないか
と思います。
 2008/02/29 12:21  この記事のURL  /   / トラックバック(0)

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