伊太利さんは、Medivesの顧客を誰にするか?ターゲットは誰かということがブランドビジネスの最初で最大のポイントと考えました。Medivesは、地中海のイメージを基にした、リッチなファミリーを想定して立ち上げました。Medivesが狙うラグジュアリーな人たち・・・にとって何がキーワードとなるのでしょう。
いろいろと考えた末に、難しい事は抜きにして伊太利さんは結局「自分たちこそがターゲットだ!」と単純に考えることにしました。
自分(伊太利さん)だったら、どんな商品が欲しいのか?
自分(伊太利さん)ならどこで購入したいのか?
自分(伊太利さん)はどこからそれらの情報を得ているのか?
自分(伊太利さん)にとって価格はどのくらいが妥当と考えるのか?
など、すべての価値観と考え方を自分に置き換えて統一することにしました。
伊太利さんは、いろいろな価値観や生活感をもっている人たちの意見を聞きすぎることが、却って混乱を起こすということをビジネスの経験から十分に承知していたからです。
※早田のワンポイント
一見個人的な価値観でビジネスを考えるということは、無謀な気がします。
しかし、このブランドを立ち上げるときの発端(ラグジュアリーな子供服がない)と、さらに、日本には年収2000万円以上の世帯が首都圏だけでも43.000世帯があるといわれ、これは1.4%に相当する、という現状からすれば、ターゲットを伊太利さん御夫婦と同様の価値観を持つ人々に絞る事は、明確でブレがないターゲット戦略といえます。ターゲットを混乱させない事がブランドのブレを防ぐ基本的なスタンスです。
問題は個人ビジネスから、多くの人が関わる事業となったときにでも、価値観や考え方にブレないようにしなくてはなりません。
戦略のブレはブランドのブレ、ブランドのブレはビジネスのブレへと繋がるのです。