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商品悪人論
売上が落ちた、
売れ筋がわからない、
売れなかった商品が返品される、
商品が在庫になる・・・
ビジネスの結果は「商品が売れる」というアクションの結果です。
しかし、そのビジネスの不振を・・・
「商品企画を見直せ!」
「デザイナーで優秀な人物を探せ!」
「デザインや品質を向上させろ!」
「上代の見直しをしろ!」
「メーカーを代えろ!」と喝(?)を入れる。
あるいは、売れている商品をコピーしたり、物真似することで、
「売れ筋の強化」をしたつもりになる。これらは、ビジネス不振の
「対策を講じた」ことになるのでしょうか。

ビジネスの不振を商品のせいにすることでは、だれも傷つきません。
但しデザイナーさんやメーカーさんを除いては・・・。

よく「マクドナルドより美味しいハンバーガーを作るパン屋さんは
ごまんといるのに、マクドナルドの売上を達成できるブランドはない」
と言われます。これは「より良い商品は作れるが、それをビジネス
として成功させることは難しい」ということです。

例えば、12万円で販売されているアルマーニのジャケットを、
ネームやロゴを一切取り外し、平場のAというブランドの39,000円の
ジャケット売り場に並べたとして、果たして3倍も売れるでしょうか?
飛ぶように売れるでしょうか? 
答えはNOです。

顧客は、商品を買うときにはそのブランドイメージにも対価を支払って
いるのです。
ビジネスは、商品と仕掛けとイメージです。

経営者の中にも、「まずは商品の充実、品質の向上、デザイン力のアップ、
価格の見直しなどが最優先事項。それが出来て初めて新たな投資を考える。」
という方がいます。

悪い商品をまず直さないと何も始まらない・・・果たしてそうでしょうか?
ビジネスの不振を商品のせいにしていませんか??
それを「商品悪人論」といいます。
 2005/06/29 14:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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