« 散り際は美しい? | Main | Notte Bianca(白夜)? »
二兎を追うもの一兎をも・・・のブランドになるな!(商品企画シリーズ3)
ブランディングに失敗するケースのひとつに、商品企画が絞りきれないことがあります。
ブランドの本来のターゲットや、企画のディレクションが絞りきれず、むやみに品番が膨れ上がっている状態です。

デザイナーが、新しいトレンドを取り入れようとし過ぎて迷いが出る。
大手得意先の要望(別注)に応えることでビジネスの拡大を狙う。
売場の売れ筋情報をタイムリーに商品化しようと焦る。
他社情報や地域別の企画のオリジナル情報に振り回される。
など、気がつけば総品番数が掴めないほどの品番が存在している。

「売れないのは商品が悪いから(商品悪人論)」と、何の節操もなく、情報に振り回された商品企画を、数でこなそうとしているのです。

某企業では、社内に六ブランドを抱えていますが、販路別ブランド、得意先別注ブランドなどと、ブランドを流通や営業形態で構成しているので、結果、どれもが「ミセスの平場、コーナーのブランド」として、商品企画そのものが、ブランドごとに混乱しているのです。

ネームを隠したら、一体六ブランドのどのブランドで、いくらの商品なのかということが、自社の社員でさえ分からない状態なのです。

商品の絞り込みの一つの方法として、

1. ブランド別に年間企画商品のすべての情報一覧を作る
2. それらの品番別の売上げ実績表を作る
3. 商品企画のすべての品番を売上げ実績順に並べ替える
4. 年間総売上の70%を上位何品番で実績を挙げているかを確認する
5. その上位70%の売上げを構成する商品企画品番をアイテム・カラー別、素材別、上代別、投入月別、主な得意先別など徹底的に分析をする
6. その他、上位70%に貢献しなかった(残りの30%)商品群の一覧を作成する
7. その30%の売上げを構成する商品群のコスト(パターン、サンプルや原料など)を把握する

があげられます。

目的は売上げに貢献していない30%の商品群を再確認することと、それらをスパッと切り捨てる勇気を持つことです。

企画をまとめようとするのなら、不要なものを切り捨てることから始めます。

あなたのブランドはまず、何から切り捨てますか。


<お知らせ>(株)アドスインターナショナルがプロデュースする、「ミラノ企業デザイン留学」へのご参加者を募集中です!!
 2006/04/06 10:25  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

トラックバック

この記事へのトラックバックURL  ※トラックバックは承認制となっております。
http://apalog.com/soda/tb_ping/31


コメントする
※コメントは承認制となっております。
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

出版書籍
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
コンサルティング
TEL :03-3523-2402
FAX :03-3523-2401
yellow@apparel-web.com
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック

http://apalog.com/soda/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集