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イタリアバスローブ繁盛記 その3:イタリア人は商売人!? 最初の井戸は誰が掘る?
スプレンディー・バスローブのエミリオ社長は来日した際、日本市場の最初の顧客企業である東急百貨店本店の丹野店長との面談で、自分の商品についてこう熱く語りました。

「このスプレンディー・バスローブは吸水率400%、速乾性が通常のコットンローブの1.5倍など、商品として機能面でとても素晴らしいものがあります。しかし最大の特長は、この商品を使った消費者が信者・ファンとなってリピート顧客になったり、ギフトとして友人などに差し上げたり、と「商品そのものを気に入った!」ことによる購買率が非常に高いことです。私のビジネスでは顧客の満足度が新たなの顧客を産み出すという絶対の自信があります。」と。

「日本と欧米ではバスローブの文化が違う!」「価格がもう少し安ければ・・・」「商品のデザインのバリエーションがもっとあれば・・・」という反応から、新たな市場で未知の商品を売り込む難しさを実感したエミリオ氏。
しかしエミリオ氏は、過去、既にスペインやフランスでも、最初の顧客企業が取組みに対して躊躇する様子を目の当たりにしてきた、イタリアの苦労人です。

「Keizo! ミスター丹野は日本で最初に井戸を掘ってくれた人です。その彼の成功なしに日本での我々のビジネスの成功はないはずだ。売場数を無理に増やすのではなく、まずこの店舗の成功に投資をしよう!」と私に熱く語るのです。そして、即座に日本での宣伝・販促のプランをこの東急百貨店本店だけのためにすることを決断し、雑誌と英字新聞(ジャパンタイムズ)の広告予算をアプルーブ(承認)しました。まだ、売場に商品が並ぶ前に・・・です。

さらに丹野氏から、ゴールデンウィークの初日からエスカレーター前での特別展開を提案されると、エミリオ氏は、その店頭販売員の1週間の経費をイタリア本社が負担するから、すぐに実行してほしいと即決したのです。

エミリオ氏の決断の早さは、ビジネスへの自信の表れです。
 2007/06/14 15:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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