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クリエイトの出来ないMDはブランドの危機!(アパレルMDシリーズ1)
80年代は、今と比較してマーケットイン、SPA という概念が希薄であり、あくまでもメーカー主導の生産スケジュールが前提で、ルートセールスが基本でした。
そして、アパレルメーカーの予測と予定で企画数と販売計画が立てられていたので、企画のタイミングや情報の収集にも時間的余裕があったものでした。

シーズン企画の区切りを、展示会という出発点が主流であった為、商品企画など多くのクリエイト業務に時間をかけることが可能でした。

オリジナルの商品企画立案という観点から、
・原料企画(先染めチェックの糸染めから柄組立て、プリント企画の柄、マス見本の研究など)を行う重要さ。
・基本となるパターンを徹底的に研究するこだわり。
・生地の風合い、染色の色バランス。
など・・・こうした過程を通じて、商品一つ一つに思い入れや愛情が注入さていたのです。

しかし、近年は商品企画MDとして「引きつけた商品企画」という発想で、クリエイトに時間を費やさない仕事の仕方が、いつしか当たり前のこととなってきています。生地メーカー、アパレルメーカー、デザイン会社などから簡単にチョイスするセレクションが可能なので、ゼロから創造する苦しみや、醍醐味を知らずに「仕事をこなしても、商品をクリエイトしないブランド」が増えているように感じるのは私だけでしょうか。

クリエイトの出来ないブランドMDは、ブランドの危機に繋がるのではないでしょうか。
 2006/02/24 17:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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