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ロシアDAY4-2

<写真:ランスルー後のモデルへの最終説明。60人近くいるので圧巻>

 ランスルーが終わると、1部の3メゾンに出演するモデル達は全員コレクション衣装へとチェンジ。セルゲイは各メゾンを回り、デザイナーとモデルと円陣を組み、何やらお祈りらしきものをして回っている。ちょっと神聖な雰囲気。
 私達2部のメゾンは、ヘアメイク室へと移動し、1部のショーから回ってくるモデルのヘアメイクチェンジを待つ。楽屋にショーの音楽が響いてくる。ショーは10分以内にそれぞれ終わっていくので、あっという間にKINOのショーに出演するモデルがヘアメイクチェンジの為にメイク室に戻ってきた。慌ただしくチェンジが開始される。
 ヘアメイクが終わったモデルは次々とバックステージへと戻りKINOの衣装に着替えていく。KINOは3点衣装を着るモデルが14人いるので、2点目以降の着替えが慌ただしくなる。フィッティングの時に着せつけを理解出来なかったドレッサーは本番は私達スタッフのところにモデルを連れてきて着せつけを完了させるからだ。ステージ間際の手直しと着せ替えと両方見ながら仕上げていく。着せつけが間違っていたり、着替えが間に合わなかったりすることなく無事にフィナーレを迎えた

 この瞬間、準備期間に照らし合わせてみると花火のようにパッと華やかに終わるショーのこの一瞬の時間、この舞台裏だけは記録に収めることが決して出来ない。こうやってブログに書いてみて、改めてその時間が空白で記録が無いことに気が付かされる。この時間の舞台裏はモデルが着替えをしているし、突如神聖な場に変わり、第3者が写真を撮ることも許されない。まして私達は本番中は1つ1つのコレクションを仕上げることに集中している。数々の記憶が積み重ねられているだけ。その現場に居た人の脳裏にだけ記録されているのだ。

 結局、心配していた着替えの問題も素晴らしいドレッサー達の働きで難なくクリア。ショー直前までこちらのリクエストする作業に応えてくれ、ショー終了後も綺麗に素早く衣装を元に戻してくれた彼らの技量に感服。皆、ペテルで服飾の歴史を勉強している学生達。彼らとは言語を超えて沢山コミュニケーションが取れた。とても感謝している。

 2部のショーが全て終了し、最後に6人のデザイナーが揃ってステージに出て本番は終了。1日長かったー

<写真:左からKINOの石川さん、翡翠の伊藤さん、演出家のセルゲイ、エバーラスティングスプラウトのお2人、ギャルソン・シノワのSHINさん>

 そして!翌日は秋冬のショーが別の場所で行われるのですが、私は日本で別のショーが翌々日にあるためあえなく帰国。そのためショー終了後KINOのスタッフと秋冬のショーの最終確認をする。

 このブログにて秋冬のショーの報告が出来ないのは残念ですが、KINOのロシアでのショーに関しての問いあわせは、KINOに連絡して頂ければご覧になれるかと思います。コンタクトURLは下記の通りです。

http://www.kino-inc.com/contact.html

次回ブログで、私が見て感じたロシアのファッション考察を簡単にしたいと思います
 2008/04/05 01:34  この記事のURL  /   / トラックバック(0)

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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。また現在は、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。

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