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百貨店業界の某社と某社が来春持ち株会社を設立し統合へ、という報道を受けて、両社統合後のネット通販、ウェブマーケティング戦略の行方について予想し書こうかと思ったんだけど・・・。 止めることにしました。理由は、最近全然ファッション系の媒体では報道されていないんだけれど、この2社さんより遥かに頑張ってじわじわと通販サイトの内容を良くしておられる百貨店企業さんがあることに気づいたから。こりゃ、この企業さんの方が、早く伸びていかれる可能性は高いなと。 私は、百貨店さんの通販は、本当は高度に自立した販売員さんの自主性にゆだねる形での専門情報の発信及び、高額品を中心にHTMLメールを個人宛に作成・送付する形でのワントゥワンマーケティングの方向に向かえば面白いんじゃないか、そうでないと、SKU数が300万以上と莫大な数にのぼり、粗利率が高い商材が多いという業態特性を生かした上で既存の通販企業と差別化する方法はないんじゃないかと思っている。 ただ、そこに行く前に、まずは、ネット通販の業界の基本、見やすく買いやすく、しかもSEO対策に優れたサイトを構築する、検索エンジンにヒットしやすいキラー商材を揃える、季節催事に合わせてきちっとPPC 広告を打つ、紙媒体や店頭などあらゆる機会をとらえてサイトへの誘導を図る、多人数でブログを執筆しお店のファンへのPR及び検索エンジン対策の両面を狙う、お勧めの商材をしっかりメルマガでアピールする等々の、ネット通販業界で基本となっていることが全てクリアできている、というのが先にないと、とてもではないが、応用編はおぼつかないのではないかというのが、私の実感である。 最近よくなってきているある百貨店さんは、目新しいことは何もやっておられないが、こういう基本を徹底してやっておられるようです。それだけでも、売り上げは上がってきているのではないかと私は推察しているのだが。 この企業さんはそろそろ第一段階はクリアというところではないか。次はメルアドを増やし、共同購入やキャンペーンの実施など、ネット独自のお客様の年間買い上げ単価を増やしていく、という時期になってきているように思います。 百貨店の販売員の皆さんは、固定客を中心としたお客様のことはよく知っておられるだろう。だが、個々の商品に関しては、メーカー、生産者側の方が優位に立てる。現在ネット上には、自ら作った商品について文章や画像、あるいは動画でその魅力をしっかりと訴求している優れた生産者のサイトがどんどんオープンしている。 但し、それらはある意味で「自画自賛」の自己PRばかりだ。目利きがお客様の立場に立って選んだものではない。何故自店がこの商品を選んだのか、セリングポイントが何なのか、どういうお客様にこの商品を特にお勧めしたいのか・・・リテイラーとしての商品計画、販売計画が明瞭ならば、通販サイト上で、ブログ上で、メルマガ上でその意図を言葉(テキスト)ではっきりと示すことが出来る筈だ。 後発で出てきたネット通販の新興企業は、検索エンジン対策上テキストを練りこむ必要があるというネット通販の特性に対応するため、必然的に商品計画、販売計画の内容を研ぎ澄まさざるを得なくなり、業を磨いてきた。感性、というあいまいな要素は、まだネット上での武器にはならないからだ。 逆に、リアル店舗出身者の商品戦略、商品計画、顧客戦略、販売計画のあいまいさが、ネット通販を開始したとたん露になっているのが、現在の状況ではないか。 悩める百貨店通販ご担当者の皆さん、まずはネット通販の成功者の皆さんから真摯に学びましょう! |




