« 2006年04月30日 | Main | 2006年05月07日 »
小山陽子さんの検索連動型広告に関する新刊2冊
ゴールデン・ウィーク、実ビジネスに役立つ本を読みたい、と思っておられる皆様へのお勧め本第2弾は、4月1日に2冊同時に発刊されたばかりの本、小山陽子著『検索連動型広告 オーバーチュア スポンサードサーチ 成功マニュアル』(インプレス刊行、定価1,500円+税)と、『検索連動型広告 グーグルアドワーズ広告 成功マニュアル』(インプレス刊、定価1,500円+税)だ。

この2冊の本を読み比べて頂くと、Googleのアドワーズ広告とYahoo!Japanのオーバーチュアの違いがよくおわかり頂けるかと思うので是非2冊合わせてご購読されることをお勧めしたいのだが、この本、これからネット販売を始めよう、とか、まだまだネット販売若葉マークだという方は、一番に読むにはちょっと難しいかもしれない。どちらかというと、戦略よりは戦術の話になってしまうので。

そういう皆様は、まず、いろいろなネット通販のサイトを「これはいいなぁ」「このサイトは今イチだなぁ」という目線で見てみて、次に実際にお客様になってネットでモノを買ってみて、それから、例えば山田雅彦著『バカ売れオンラインショップの作り方』(翔泳社、定価1,400円+税)のような、サイト構築から配送や回収、顧客管理まで含めたネット販売の一通りの流れについて書いてある概説書を読んでーーといったくらいのことはやられた上で読まれないと、せっかくの実践的な中身をうまく商売に落とし込んで頂くことは難しいのではないか。

しかし皆様、先般私の個人ブログ「両国さくらのファッション・イン・ファッション(Fashion・in・Fashion)」で取り上げた、佐々木俊尚著『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』(文春新書、定価760円+税)にも京浜島の「B&B羽田空港近隣パーキングサービス」さんの事例が紹介されていたが、検索連動型広告(キーワード広告)というのは、何もネット販売をやっている人にしか役に立たないというものではない。

むしろ、リアルの物販なりサービス業の店舗を構えている人がうまく使えば、相当な成果が見込めるものなのだ。

かくいう私も、自分が所属する会社の語学講座で、検索連動型広告が使えないかと思って調べたことがあるのだが、例えば、「中国語会話 東京」とか、「中国語会話 東京23区」、あるいは、もっとはっきり「中国語会話 両国」というキーワードで広告を打てば、あるエリアで中国語を教えてくれる教室はないかなぁ、と思って検索している受講者予備軍をしっかりと呼び込むことが可能だろう。

念のため書いておくと、中国語会話は英会話に比べて競合が少ないので、「中国語会話 東京」とか「中国語会話 東京23区」といったかなり広いエリアを含んだ地名で広域からお客様を呼び込む必要があるが、多くの最寄品を販売したり身近なサービスを提供している業種、例えばお米屋さん美容室なんかは「両国」とはっきり書いた方がベターだろう。あるいは、「○○区」とか。前にも個人ブログの方でご紹介したことがあるが、私が時々利用しているあるフラワーショップさんも、「花屋 ○○区」で一位になる仕掛けをなさっておられるそうだ。やはりギフト需要など、ネットからのお問い合わせがかなり入って売り上げ増に繋がっているとおっしゃっておられた。

広告に限らず、検索エンジンで自社のホームページの掲載順位が上位にくるようにするためのSEO対策も、同じような考え方で実行されたらよいように思う。なお、B2Bで非常に専門的な用語をキーワードに設定される場合は、広告は現状ではあまり必要ではないケースも多いようですよ。ホームページそのものがYahoo!JapanやGoogleで上位にくるよう、中身をしっかりと充実されるべきだろう。

この2冊の本には操作画面の変化も細かく紹介されており、実際に検索連動型広告を出しておられる方にとっては非常にわかりやすいマニュアルとしても使って頂けると思うが、書いてあったことの中で1点皆様に特にご紹介しておきたいことがある。

それは、「SEOが弱いキーワードを優先的に登録する」ということだ。これって、そこそこ長い間ネット販売をやっておられるような方でも時々カン違いしておられる方がおられるように見受けられるので、敢えて書かせて頂くのだが。

『検索連動型広告 グーグルアドワーズ広告 成功マニュアル』には、紙模型.comというサイトを例にとって、「模型」1語で検索して7位、「ペーパークラフト」で100位以内にも入っていないとしたら、「ペーパークラフト」で出稿すべきだ、と説明してあったが、広告予算が潤沢な大企業さんならあらゆる関連キーワードに広告出しまくり、でも良いのだろうが、予算が乏しい中小企業にとっては非常に重要なポイントであろう。先日ご紹介した笹本克氏の『売るためのサイト構築テクニック』とこの本の結論は全く同じ、ただクリックしてもらっただけでは駄目なんですよ。クリックして買って頂く、資料請求して頂く、リアル店に来店して頂くーーCVR(コンバージョンレート)が上がらなければ、クリックされればされただけ広告料金が発生して損しっぱなし、ということになってしまう。

だから、検索連動型広告は、一旦コピーを書いて登録して終わり、ではなく、日々の結果を分析し細かく修正を積み重ねていかなければならないのだ。そうして初めて、CVRが高まってくるのである。

ただ、アクセスログという、顧客の動きが手に取るようにわかるデータが取れ、仮説ー実験ー検証がリアル店に比べてやりやすい、というのが、ネットの長所なのだ。だから、真面目にやればやるほど、成果は目に見えて上がってくる、と、ネット販売をやっておられる皆様は口を揃えておっしゃっておられますね。

 2006/05/05 00:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(1)

QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
2006年05月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
プロフィール

岡山大学法学部卒、(財)ファッション産業人材育成機構・IFIビジネススクールマスターコース中退。高級婦人服専門店の百貨店インショップの販売員、日本繊維新聞中国支局(岡山)記者を経て、現在は東京・両国にあるファッション関連企業の支援機関の職員として、地元を飛び回る日々を過ごしております。
趣味:読書、ネット&ケータイサーフィン、婦人服のショップを見て回ること、美術館巡り、ヨガetc.,

カテゴリアーカイブ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
uenana
旅×デジタル×ルイ・ヴィトン (2008年06月14日)
×無
ヤフージャパン様にお願いです (2008年06月13日)
最新トラックバック
dmファンクラブ (2008年03月31日)
ユニクロ情報館 (2008年02月28日)
企業 間 取引サイト (2008年02月25日)
ディズニーの... (2008年01月23日)

powered by Buzzurl

リンク集

http://apalog.com/sakura/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧