ファッション系のモバイル通販大手の某社さん、いわゆる、「F1層に照準を合わせて」成功しておられるアノ企業さんから、5月3日の午後5時過ぎにこんなタイトルのメールが送られてきた。
「無料!?未来鑑定ドキドキ恋占い」
この企業さん独特の、耳が丸っこいネコのキャラクターやハートなどの絵文字が満載のカワイイメルマガについつられてしまって、最早恋占い、なんてトシではないのだが、占い好きのさくら、早速指定されたURLをクリックし、ニックネーム、年齢、住所(○○区というところまでを入力するようになっていた)を入れて送信すると、鑑定結果を知らせるメールが来て、更に指定されたURLをクリックすると、結果は「大吉」。
何かヘンだなぁ、やけに単純な占いだなぁ、と思いながら、そのまま放ったらかしにしていたところ・・・。
翌日の夕刻、水戸からの帰りの電車の中で、「選択受信」にしていたメールをまとめて取りにいったところ、大変なことになっていたんですよ。
メールボックスに、男子諸君からのメールがワンサカ。「僕は公務員です」(ホンマかいな?)とか、「今ヒマだったら出てこない?」とか、「○○区で41歳だったらちょうどイイよね」(何がちょうとイイんでしょうか?)といった、下心ミエミエのメールの山に、馬鹿なさくらは、やっと「未来鑑定ドキドキ恋占い」が、出会い系サイトだったということに気付いたんですよ。
まあ、私は、逃げ隠れしようにも事実上多くのプライバシーはネット上に公開しているようなもんだし、いかがわしい男性が寄ってきても、大概のヤツならキックとパンチで撃退するくらいのパワーは持ち合わせているつもりでいるので私自身はどうってことないのだが、普通の若い女の子達の多くは、こんなメールを見たら、「怖い」と思ってしまうんじゃないのだろうか。イマドキのピュアヤング、ヤングは、それほどやわじゃない、「恋愛」という言葉やメルマガの文面を見ただけで出会い系だってことがピンとくるのが普通、オバサンが遅れているんだって言われればそれまでかもしれないけれど。
たぶん、私が「41歳」でなくて、「19歳」と書いていたら、データがアップされてから瞬時に届くメールはもっともっと多かっただろうしね。「パケ代(パケット通信代)返して!」と叫びたいくらいですよ。
ケータイ通販の世界で、例えばオークションサイトへの参加者に自社の通販について紹介するメールを送るといったことはよくあることだ。しかし、通販の顧客に対して、出会い系サイトへの勧誘メールを送る、というのは、どうなんでしょうねぇ。いくら、顧客ターゲットとしてかぶる部分が大きいとしても。出会い系サイト、というビジネスそのものを全否定するつもりはないのだが、顧客名簿は一緒にしない、Yahoo!Japanさんの「友だち」探しのページのように、特に女性の顧客に対して危険があるということをきちんと説明するページは必要なのではないかと私は思います
しかも、「未来鑑定恋占い」(「未来鑑定」という言葉から、思わず一時期流行った
「未来検索」を想起しちゃいましたよ)とか、「占いサイト」とか、「SNS」などという言葉を使って、一言も「出会い系サイト」だということをはっきり言わない。まあ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)って、究極的には出会い系サービスなんだ、という理屈もあるにはあるのだろうが、この間私のところに届いたメールの場合出会いの目的が目的って感じでしたからね。僕はそういう目的で参画している訳じゃない、という男性の方がもしおられたら、文面だけでの判断で非常に申し訳ないですが。占いで女の子を半ば騙すようにしてサイトに誘導しているのは、かなりズルいと思う。
このサイトを見てもらえばわかるように、運営者が「未来鑑定事務局」と書いてあるだけで企業名や社長名が全然書かれていないしね。通販サイトじゃないから法律的に必要ない、という屁理屈は成り立つかもしれないが、まっとうな企業さんが運営しているのなら、そのことを明らかにするのが普通ではないだろうか。
この「未来鑑定事務局」というところと、メールDMを最初に送ってきたケータイ通販某社さんとの関係は、わかりません。パソコンでかなり検索をかけて調べたが、書き込みもないようだ。思うに、男性のネットヘビーユーザーならば、理不尽な出来事をブログや2チャンねるなどネット上に書く、という行動に出る人も多いだろうが、若い女の子で、「怖い」と思ってメールを削除するような子は、書き込みなんかせず、せいぜい家族や友達、彼氏などに訴えるくらいだろうからね。まして、ケータイ1本で、PCを使っていなければ、ケータイブログに書いたところで、まだまだ検索エンジンを使う習慣が根付いていない現在、その書き込みを読んでくれる人が少ないと思えば、黙って我慢するしかないだろう。
まあ、せめてもの救いは、18歳未満は参加できないと謳ってあったことと、私が大慌てで事務局に「変なメールがたくさん来てびっくりしています。会員登録を削除して下さい」というメールを送ったところ、ものの15分もしないうちに退会処理されたことである。ちなみに、後でよく見ると、退会用のメールアドレスもちゃんと用意されていたのだが、「出会い系サイトからの退会」ではなく、「占いサイトからの退会」と書かれていましたよ。
ただ、私が1点だけ感心したのは、ケータイ通販大手さんがメール販促をかけてきたタイミングが非常に絶妙だったことである。GW後半初日の夕刻、彼氏がいない、遊び相手がいなくて寂しい子、ヒマな子が「ちょっとやって見ようか」と思う絶妙なタイミングだ。モバイルの世界では、メルマガの効力が薄れてしまっているネット通販と違い、メルマガでの販促というのが非常に重要である。それも、送信する日にちだけでなく、時間帯が大切なのだ。ほとんどの人がメールは選択受信ではなくすぐに取りに行く設定にしている筈なので、「今見て、ピンときたらすぐ買う」という動きにつながってくる筈だからだ。この点は、皆様も見習われるべき長所でしょうね。
しかしまぁ、このタイミングの良さ、さくらは、つい4、5年前、GWや夏休みになるとしょっちゅうワン切りの電話がかかってきていたことを思い出しちゃいましたよ(笑)。
この某社さんについてだが、以前実名を挙げて何度か書かせて頂いた通り、コンテンツ作りのうまさ、イベントや雑誌との連動等、他者が追随できないノウハウを持っておられる優れた企業さんだ。ファッションビジネスで成功するには、人間の心理の微妙なヒダを読む力が必要だが、そういう能力にも突出したものがある。
今回のようなメールが届いても、あるタイプの客層には、逆にすごくマッチする部分があるのではないか、とも言えるし、そういうギリギリのところを突っ走っておられるからこそ、前述した通り、オンナのコのキモチが益々わかるようになってくるところもあるのかもしれないが・・・。
そういうこの企業さんが持っている独特の不良っぽさ、というか、いかがわしさが合わない、と感じる女性達も間違いなく沢山存在すると思うのだ。だから、同業他社のPC発でケータイに参入している女性向けファッションモールさんもお客様をもっともっと増やすことは可能だろうし、いずれは間違いなく、有力企業さんはワールドさんやサンエーインターナショナルさんに続いて自社独自のサイトを立ち上げてきちっと売っていくようになると思います。
GW最終日の今日は、お掃除に明け暮れたさくら、でした(笑)。放っておくとドンドン本や服が増えてしまうので、最近は「思い切って人にあげる、売る、(もったいないけど)処分する」ことに徹しております。今日はIFIビジネススクール時代のノートや資料も、ついにゴミ箱... [ReadMore]