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滝井秀典著『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』(PHP研究所刊、定価1,300円+税)は、極端な本だ。 だが、この本は、B2B、B2Cのネット販売の本質をズバリついている。 代表的な例が、「アフィリエイトの問題点は顧客名簿が入手できない」ということをはっきりと書いておられること。顧客名簿は、商売のキモである。これが入手できない仕組みの中で本気になることの怖さ。「アフィリエイトで買っているのは実はアフィリエイター自身」だということまでちゃんと書いておられたが、私も全く同感である。アフィリエイトは趣味でやるのなら非常に楽しいんですが、一般ピープルはそれでご飯を食べようなんて思ってはイケマセン(笑)。 この本に書いてあることは、「ニーズのない商材=検索エンジンで検索されないキーワードは売れない」ということである。そして、世の中に、商材を作ったり用意してしまってから、「これが何とか売れないか」ということを考え出す人があまりにも多いということを嘆いておられる。 本当は逆なのだ。切実なニーズがあるのに、世の中にまだ少ない商材、また、あってもネットで情報発信されていない商材、それを手掛ければきっちりと儲けは出る。どのくらい潜在的な需要があるかをきちっと調べてからネット上に打って出よう、Yahooの「キーワードアドバイスツール」を使えば予測は可能である、というのが、本書の趣意である。 この本には、雑貨やアパレルなどの「ウォンツ商材」はキーワード検索に向かない、検索連動型広告を出しても1点単価が低いので広告費が吸収しにくい、ネット販売するとしても楽天さんなどのようなプッシュ販促を行うショッピングモールに出店した方が良い、とはっきり書かれている。 それは一面正しいのだが、雑貨やアパレルの分野にもニッチキーワードはもちろんある。それから、ノウハウの体得やそれこそ顧客名簿の取得のことを考えると自前サイトを作ることはやはり必要で、一定以上投資できるのならば自前サイト+ショッピングモールの2面作戦を取るのが理想的だろう。また、リアル店舗で獲得した顧客とのコミュニケーションの場としてネットやケータイのサイトを活用することも考えられる。 滝井氏の主張程議論を単純化してしまうことは出来ないと思うのだが、ネット販売の根本的な原理原則をまずは知りたい、という方は、読んでおいて損はない本だろう。 |





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