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ファッション商品に向く!?SNSショッピングの今後に注目を
最近楽天広場のブログを見ていて、「楽天さんのSNSにどうやったら招待してもらえるの」といったエントリがちょくちょくあることにお気づきの皆さんもいらっしゃるかと思う。

既に、ネットニュース等でも報道されている通り、3月27日に、楽天さんがソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「楽天広場リンクス」を開始したからだ。

SNSというのは、mixi、greeなどが有名だが、ブログポータルサイトと違って、クローズドなコミュニティだ。その多くは、友人知人などからのご招待がなければ参加することができない仕組みになっている。

2月には、日本版のヤフーも、「Yahoo!360°」のβ版を公開しており、ここにきて、日本においてはmixiの独走状態になっていたSNS市場の新たな可能性が注目されるようになってきた。

昨日、私も時々記事を投稿させて頂いているブログニュースコミュニティのFPNに、日本におけるSNS研究の第一人者である山崎秀夫氏が、興味深い内容の
エントリをアップしておられた。

「楽天広場リンクス」や「yahoo!360°」の今後の方向性についての山崎氏の予想に、私も概ね賛成である。アメリカ版の「Yahoo!360°」の内容については、正直、私もこの程度ならやる意味はあるのか、という気がしているのだが、懸命な日本のヤフーのスタッフの皆様は当然その問題点には気づいておられると思うので。

また、楽天さんについては、ネットニュース等で報じられている通り、当面は、企業向けを中心にメンバー限定のコミュニティ向けにSNSのシステム、仕組みを販売していく事業を中心に展開していくのだろうが・・・。

山崎氏のご指摘通り、その次に注目したいのは、「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)ショッピング」という、新しいビジネスモデルの日本における展開が進むのではないか、ということである。

山崎氏のエントリの中に、「ビルコレ」というSNSが、アメリカのyub.comに似ている、という指摘があった。早速「ビルコレ」に申し込んだのだが、今、私の自宅のPCが修理中なので(^^;; 明日会社に出勤してからでないとまだ内情をレポートすることはできない。

実際に「ビルコレ」を体験してみて、また感想をこのブログにアップしたいと思うが、yub.comについては、1年半くらい前に存在を知り、その仕組みの面白さに注目していたので、その日本版とも言うべきSNSが登場した、というのには、非常に納得がいくところがある。

ほぼ1年振りくらいにyub.comのサイトを昨夜チェックした。トップページもどうやら私が最後に見た時からリニューアルされたらしく、よりサイトの魅力が鮮明にわかる仕組みになっているが・・・。

英語が読める方でも、そうでない方でも、サイトのデザインを見ただけでピンと来るのではないかと思うが、このサイトの最大のウリは、「自分が薦めた商品を人が買ってくれた場合、薦めた側にも、買った側にも、キックバックがある」ということである。

半分はアフィリエイトそのものだが、買った方もトクする、というのがミソだ。

もちろん、SNSだから、友達作り、という機能もあるのだが、それ以上に、「ここに来ると皆さんトクしますよ。ここで買っていって下さいね」というメッセージの方をより強く感じるのだ。

日本でいうところの、「カカクコム」さんの雰囲気にも、ちょっと通じるものがあるように思いますね。

3年〜2年半くらい前から、ブログブームと共に日本でもアフィリエイトブームが勃興したが、ここに来てそのブームがかなり沈静化した、と感じておられる皆様は多いのではないかと思う。(つい数日前お会いした通販の専門家の方も、同様のことをおっしゃておられた)。

早くからアフィリエイトを始めた「カリスマ・アフィリエイター」の本などにつられて始めてみたのはいいが、思った程成果が上がらなかったので、やめてしまった、という向きも多いようだ。

つまりは、動機は「好きなものを薦める」ということ以上に、「おこづかいが稼ぎたい」というところにあり、オープンなブログの仕組みの中で、不特定多数に向けてPRしたつもりが、ライバルが増えすぎてうまくいかなかった・・・というのが、ブログ+アフィリエイト市場の現状なのだと思う。

これに対し、SNSの面白いと思うところは、クローズドな世界、あくまでも基本は自分の友人知人、趣味を同じくする人が対象、ということである。/br>
mixiを体験なさっておられる方は御感じかもしれないが、mixiの面白いところは、ブログには出てこない普通の人の本音、ちょっとネガティブなコメントがmixi限定の日記やコミュなどにかなり出ているところである。

「ネガティブ」な意見、これを嫌がる向きも多いが、市場の健全な発展のためには実は非常に重要なものである。あまりにも何でもかんでも褒めすぎのサイトを見ると、逆に不信感を感じちゃうじゃないですか。物事には何でも、良い点と悪い点があるのだから、その双方が公平に書かれているレビューの方が人はより信用を厚くするはずなのである。

日本のネット業界においては、人間のホンネの吹き溜まりとなった2ちゃんねるの時代があって、その反動として、より健全でオープンな形のブログによるコミュニティ形成の時代を迎えたが、何でもかんでも皆にオープン、では疲れる、限られた人とホンネをおしゃべりするためのSNSに再び帰ってきたのではないか、と見える部分があり、社会心理学的に見てもこの発展形態は非常に面白いと思う。

むろん、私は、日本ではアメリカ程大きくこのSNSショッピング市場が成長するとは思ってはいない。その理由は、アメリカと違い、日本では買い取り制が普及しておらず、リアルで店頭販売されているブランド物が、特に購入者に対してキャッシュバックされたり割引される、ということはそう簡単に起こるとは思えないからだ。

しかし、限られた趣味・嗜好の人間によるコミュニティの中での口コミ&our boomは、ブログ+アフィリエイトの仕組みより、コスメや雑貨、アパレル商品には適しているのではないかという気がする。@コスメさんなんかも、むしろこの先駆的な事例と見てもよいのかもしれないが、今後アパレルやファッション雑貨においても、まずは並行輸入品やネットショップ系のブランド、バーゲン品の処分などから、こういった新しい仕組みに乗って売り上げを伸ばす企業さんは次々と誕生するのではなかろうか。

「ビルコレ」さんもそうだし、主婦層に強い楽天さん、ショッピングのみならずオークションやコンテンツ系も豊富でオールターゲットもしくは、一番新しいものに敏感な20〜30代前半の男性を狙えるヤフーさんが、今後どのような仕掛けを打っていくのか、また、mixiがこのままショッピングがらみの事業は何も行わないでいるのか、これから数ヶ月の動きが、非常に楽しみになって参りました。
 2006/04/02 18:56  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(2)

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プロフィール

岡山大学法学部卒、(財)ファッション産業人材育成機構・IFIビジネススクールマスターコース中退。高級婦人服専門店の百貨店インショップの販売員、日本繊維新聞中国支局(岡山)記者を経て、現在は東京・両国にあるファッション関連企業の支援機関の職員として、地元を飛び回る日々を過ごしております。
趣味:読書、ネット&ケータイサーフィン、婦人服のショップを見て回ること、美術館巡り、ヨガetc.,

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