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うちの会社でやっているネット通販の研究会の主任講師・I先生もお勧めの本『楽天市場公式 ネットショップの教科書』(インプレスR&D 定価1,600円+税)を一読。 実は、この本の前身となる2001年に刊行された本『楽天市場直伝EC商売繁盛60の秘訣』を私は読んでいないので、えらそうなことは全くもって言えるような立場ではないのだが・・・。 たぶん、私のこのブログの固定読者の皆様にとっては、基本中の基本といったことばかりが新版にも書かれているように思ったので、ちょっと違う観点からの感想を書いてみたい。 本書の最後の方に、お店の魅力はコミュニケーション量の二乗に比例する、ということが書かれていたのだが、これは、ネット通販だけでなく、全てのネットビジネスに通じるキモの部分であると思う。 リアルの商売で成功していても、ネットの世界に入ってきてなかなかうまく行かない企業さんは、このことに気づいていないケースが多い。 「消費者は、発言したがっている」・・・このことに気づき、掲示板やお買い物レビュー、楽天ブログ、楽天アフィリエイトなど楽天市場の仕組みの中に消費者、中でも特にかつてはネットにまだ不慣れだった主婦層をうまく取り込んでいった楽天さんの功績は、極めて大きいですよね。 日本のネットカルチャーは、政治や社会問題などについてのディベートが正々堂々と行われるアメリカのブログスフィアとは違って、匿名カルチャーの2ちゃんねる、まったりしたほのぼのコミュニケーション&つぶやき日記が中心のmixi、そして、ピュアヤングのひまつぶしパワーと、リアルを持ち込まない独特の作法で発達するモバイルインターネットを中心に語られることが多いが、楽天さんの話がこれらと同列に語られることが少ないことが前から疑問で仕方なかった。 「日本的」なネット社会論を考察するならば、単なるモノの売り買い以外に、コミュニケーションの場としての魅力を培うことで巨大な独占市場を形成していった楽天さんについても忘れずに目配りする必要が絶対に必要なのではないかと私は思います。 |




